英字誌『TIME』がこのほど初めて、「最も影響力のある企業100社」を発表した。アップルやディズニー、Amazon、アリババなど、日本でもおなじみの外国企業が並んでおり、日本からも3社が選ばれている。
ネットフリックスやZOOMのほか、HYBEやTikTokも選出
カテゴリーは5つで、PIONEERS(開拓者)、LEADERS(リーダー)、INNOVATORS(革新者)、TITANS(巨人)、DISRUPTORS(ディスラプター、創造的破壊者)。
各カテゴリーから日本でもおなじみの企業を紹介すると、「パイオニア」では、BTS(防弾少年団)の事務所HYBE、人工肉製造のビヨンド・ミートなどが選ばれた。
「リーダー」ではアップル、ナイキ、ジョンソンアンドジョンソン、フォルクスワーゲンなど。「イノベーター」では、Netflix、ZOOM、アディダス、Spotify、レゴ、イケアのほか、TikTokも選ばれている。
さらにタイタンでは、GM、アリババ、フェイスブック、ディズニー、サムスン、マイクロソフト、Google、Amazon、テンセントなどその名の通り規模の大きな企業が並んでいる。
そしてディスラプター部門では、ファーウェイ、ショッピファイ、テスラ、Airbnb、クラブハウス、ロビンフッド、DiDi、スペースxなど比較的新興の企業が名を連ねている。
金融業界からはどこが選ばれた? 日本の3社は?
金融業界からはペイパル、マスターカード、ストライプなどが選ばれたが、数は多くない。
興味深い点は、暗号資産・ブロックチェーン企業から2社が選ばれている点だ。上場したばかりのコインベースと、複数の暗号資産企業を率いるデジタル・カレンシー・グループだ。ちなみにコインベースは「タイタン」のカテゴリーで選出されている。
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日本からは任天堂(イノベーター)、ソニーグループ(リーダー)、ソフトバンク(タイタン)が選ばれている。
TIMEの企業紹介ページを見ると、任天堂は「あつまれ どうぶつの森」などによるコミュニティの創出、ソニーは質の高いコンソールゲーム機PS5の開発、ソフトバンクはマーケットを動かしていることが特に評価されているようだ。
タイムは100社をどう選んだのか
TIMEはこれまで「TIME100」として影響力のある人物をリストにして発表してきたが、企業をこうして選んだのは初めて。
ヘルスケア、エンタメ、輸送、テクノロジーなどあらゆる産業から、同社が持つ世界中の編集者や特派員のネットワークから候補企業を選び、インパクト、イノベーション、リーダーシップなどの項目から評価したという。
同誌は1923年に創刊、世界中で300万部以上発行しているという。
文/編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
画像・© 2021 TIME USA, LLC. All Rights Reserved.
(2021年5月8日公開記事)
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