琵琶湖で知られる滋賀県は、近江牛や赤こんにゃくなどのグルメも有名。東証1部上場企業は次の6社と多くないが、中には大手メーカーや、よく知られる企業のグループ会社などがある。

(表=東証・日経の情報から編集部作成)

コロナ対策、SDGs強化に積極的なメーカーも

エレベーターやエスカレーターの大手メーカーであるフジテック <6406> は、SDGs強化に向けて国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」へ署名した。

また、コロナ禍で需要が高まる非接触ボタンを装備したエレベーターや、紫外線を用いたエスカレーターのハンドレール除菌装置を販売するなど、情勢に合わせた製品開発が行われている。

大手ガラスメーカーの日本電気硝子 <5214> は、1944（昭和19）年に発足し、テレビのブラウン管やディスプレー用、医療用ガラスなどを製造し、海外グループ企業も着実に増やして成長してきた。液晶用ガラス基板では世界トップクラスという。

琵琶湖の外来魚を駆除する目的で釣り大会を開催したり、清掃などの地域貢献活動を行ったりと、積極的に地域社会と交流している。

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宝酒造のグループ会社も

バイオテクノロジー関連の研究開発をしているタカラバイオ <4974> は、草津市に本社を置く。同社は宝酒造と同じく宝ホールディングス傘下だが、こちらの2社はいずれも本社が京都にある。

タカラバイオは（旧）寶酒造のバイオテクノロジー事業を分離してできた会社で、キノコをはじめとする医食品バイオ事業も行っていたが、キノコ事業は雪国まいたけへ、健康食品事業はシオノギヘルスケアへそれぞれ譲渡している。

そのほか、滋賀銀行 <8366> や、近畿地方に展開するスーパーマーケット、アル・プラザをもつ平和堂 <8276> などが上場している。

文/編集・dメニューマネー編集部

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