日本株が海外投資家に買われて上がっていますが、最近注目されているのが「健康経営銘柄」です。これは、従業員の健康管理に積極的な企業で、経済産業省と東証が毎年選んでおり、株価はTOPIX(東証株価指数)を上回っています。その中でも、配当利回りがプライム市場の平均である2.4%を上回っている銘柄が4つあります(株価は6月26日終値)。
なお最新の健康経営銘柄は2023年に発表された49社です。
商船三井 配当利回り5.28%、高配当ランキング常連の銘柄
石炭などの資源を運ぶドライバルク船事業や、原油などをタンカーで運ぶエネルギー事業が商船三井 <9104> の中心です。
2021年から3年連続で選ばれている同社の株価は3405円、予想配当利回りが5.28%と、高配当ランキングの常連銘柄です。
丸井グループ 2018年から6年連続選定、利回りは4.2%
全国で丸井を22店舗運営する丸井グループ <8252> は、女性特有の健康面での相談窓口を設けるなど、健康経営に力を入れており、6年連続で健康経営銘柄に選ばれています。
株価は現在2398円、予想配当利回りは4.2%です。
アネスト岩田 予想配当利回り3.51%
塗装機器やコンプレッサーなどのメーカー・アネスト岩田 <6381> は、自動車の塗装などに使うハンドスプレーガンは、国内シェア70%以上です。2022年に初めて選ばれました。
株価は1137円、予想配当利回りは3.51%です。
豊田通商 上昇率32.3%、利回りは2.9%
トヨタグループで、自動車関連の輸出入をしている豊田通商 <8015> は、2017年にアフリカに本部を設けるなど、海外での事業範囲を広げています。
株価は7016円で、予想配当利回りは2.9%です。健康経営銘柄には3年連続で選ばれており、初めて選ばれた2021年の終値は5300円だったので、上昇率は32.3%です。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・株は一回、売って新NISAで買い直すべき?
・つみたてNISAを今やるべき理由【PR】(外部)
・資格やスキル不要!カンタン副業3選
・ポイントで始めるラクラク投資【PR】(外部)
・証券マンが見た「投資がうまくいかない人」の特徴