作業服などの用具チェーン大手のワークマン <7564>は、アウトドア用品や女性向けなどの新業態店もヒットしていますが、同社の株を5年前や3年前、1万円に買った人は、いくら儲かっているのでしょうか?(文中株価などは6月28日時点、株主優待や株式購入に必要な手数料や税金は考慮していません)。
なおリターンとして、株の「値上がり益」と「配当金」の受け取り額を考慮しています。
5年前に23万円で買った人は約34万円の利益
ワークマンの株価は、5年前は約2307円(2018年6月28日終値)でしたが、その後、2019年3月に1対2の株式分割をしており、現在は5160円です。過去5年で2.2倍に上昇しています(1:2で株式分割すると1株が2株になり、理論上、株価は半額になる。このため2307円で100株持っていた人は、1153.5円で200株持っていることになる)。
5年間の配当金受取額は、1株あたり573円です。配当金を含めたトータルリターンでは、2.5倍でした。
5年前に100株を買った人は、株式分割で200株になった分をあわせて考えると、23万750円で買った株が51万6000円まで値上がりしていることになります。さらに配当金の5万7300円があるため、約34万円儲かっていることになります。
3年前に買った人は4割超の値下がり
3年前に買った人は、残念ながら約4割値下がりしています。株価は3年前(2020年6月28日)に9530円だったので、現在の5160円に46%下がっています。
3年間の配当金受取額は、1株あたり200円です。配当金を含めたトータルリターンはマイナス44%でした。
3年前に95万5300円で買った100株は、51万6000円まで値下がりしていますが、配当金が2万円入っているので、差し引き約42万円の損失です。
1年前に買った人は13万円儲かっている
1年前に買った人はどうかというと、過去1年間で5414円から6650円と23%値上がりしており、2023年3月期の1株あたり配当金が68円なので、配当金を含めたトータルリターンは24%でした。
1年前に54万1400円で買った100株は、直近で66万5000円まで値上がりしており、配当金の6800円を合わせると、約13万円儲かったことになります。
※ 本記事はワークマン株の過去のリターンを紹介することを目的としたもので、投資の推奨をするものではありません。
文・北川茂樹(Webライター)
編集・dメニューマネー編集部
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