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大人気「【推しの子】」、注目の関連銘柄は?KADOKAWA、サイバーAほか YOASOBIの事務所は?

2023/07/11 07:00

アニメ「【推しの子】』が大人気で、「知らない」という人も、YOASOBIが歌う主題歌「アイドル」は聞いたことがあるだろう。原作コミックの累計発行数は1000万部を超え、7月19日発売の12巻で1200万部超えとなる見込みだ。4月からはテレビアニメとインターネット配信が始まり、ネットフリックスの週間ランキングで3位に入る

アニメ「【推しの子】』が大人気で、「知らない」という人も、YOASOBIが歌う主題歌「アイドル」は聞いたことがあるだろう。原作コミックの累計発行数は1000万部を超え、7月19日発売の12巻で1200万部超えとなる見込みだ。4月からはテレビアニメとインターネット配信が始まり、ネットフリックスの週間ランキングで3位に入る人気を見せている。関連銘柄として注目されるのはどの企業だろうか?

「【推しの子】」は芸能界の裏側を描いた大人が楽しめる内容

コミック「【推しの子】」は、集英社の『週刊ヤングジャンプ』に2020年から連載中だ。原作が赤坂アカさん、作画が横槍メンゴさん。「推し」とは、アイドルファンなどの間で「応援している人」を指す意味で使われる。

推し活の対象はアイドルに限らず、アニメや漫画、舞台などのコンテンツや登場人物などにおよび、昨今、その経済効果は見逃せない規模になっている。矢野経済研究所の2020年12月の発表でも、6000億円以上に上ると試算されている。

登場人物は10代の若いアイドル、タレント、俳優たち。容姿や才能に恵まれた彼らが、テレビや映画のプロデューサー、ディレクターなどの大人にふり回され、友人や家族との人間関係に悩みながらも、自らの努力で売れていく様子を描いている。

芸能界の華やかな部分とシビアな部分を両面から描いた作品であり、絵柄もかわいいタッチなので子どもやアイドルオタク向けの作品と思われがちだが、広く大人にも刺さっている。

アニメが人気に拍車 音楽ユニット「YOASOBI」の再生回数は2億回超え

アニメは4月に地上波とインターネット配信でスタート。6月28日に最終回(第11話)が放映された。Netflixの日本の週間ランキング(6月25日〜7月2日)では3位だった。『鬼滅の刃』のように世界的に人気化する可能性もある。韓国ではすでに大人気だという。人気の高さからすでに第2シーズンの制作が発表された。

テレビアニメ開始後、発売部数は500万部増えた。アニメのオープニング主題歌「アイドル」を唄うYOASOBIのミュージックビデオは、YouTubeで再生回数2億回を突破している。英語版もリリースされ、米ビルボードの米国以外のグローバルランキングでトップとなった。

関連銘柄はKADOKAWA、サイバーエージェント、フリューなど

株式市場で注目なのはKADOKAWA <9468> とサイバーエージェント <4751> だ。製作委員 会には、(集英社などとともに)上場会社では両社がリストアップされている。

すでにKADOKAWAは6月に過去最高益更新しており、期待がさらに高まりそうだ。DVDやフィギュアも発売している。動画配信ABEMAを運営するサイバーエージェントは、『ウマ娘』の大ヒットで2021年6月につけた過去最高値からは大きく下げた位置にあるが関連銘柄として注目される可能性もある。

クレーンゲーム景品やフィギュアを手掛けるフリュー <6238> も関連銘柄として急騰している。フィギュアの発売が予定されている。

オープニング曲を提供するYOASOBIはソニーミュージックエンタテインメント所属であり、ソニーグループ <6758> も注目されそうだ。

清涼飲料水のDyDoを運営するダイドーグループホールディングス <2590> は、6月1日から「【推しの子】」とコラボしたキャンペーンを開始した。対象のドリンクを購入した人の中から抽選で、「描きおろしイラストQUOカードPay」や、トートバッグ、Tシャツ&マフラータオル、目覚まし時計をプレゼントする。

「【推しの子】」人気はまだまだ続きそうだ。作品と関連銘柄に注目したい。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・©️赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

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