飲食店では、店内にいるお客様に配慮しつつ、お店の回転率をあげるために、さまざまな業界用語が飛び交っています。『3番テーブルにシルバーをセッテイングして』などで使われる「シルバー」や、『あのテーブルをバッシングしておいて』と使われる「バッシング」も顧客満足度につながる業務の一つです。それぞれ、どんな業界用語なのでしょうか?
「シルバー」は銀製品が由来
シルバーとは、一般的にはカトラリーと呼ばれているナイフ、フォーク、スプーンなどをさします。
中世ヨーロッパで食器やカトラリーに銀製品(シルバー)が使われていたことが由来です。
当時のヨーロッパでは王位継承権をめぐって食べ物にヒ素を混ぜて毒殺すると言う恐ろしい事件が多く起こっていたようです。
銀は、ヒ素と反応すると黒く変色する特性があるため、混入されている毒素を察知する目的で、銀製品が使われていたといわれています。
「バッシング」は回転率と顧客満足度に影響する
「バッシング」は、飲食店でお客様が食事を済ませた後のお皿やグラス、カトラリーなどをテーブルから下げることをさします。
「バッシング」には、「中間バッシング」と「最終バッシング」があります。
「中間バッシング」は、お客様が食事をしている間に、食事が済んだ皿やグラスなどを下げることです。
デザートや飲み物を置くスペースの確保やできるだけ広いスペースで快適に食事を楽しんでもらうことを目的としています。お客様の食事やその場の雰囲気を妨げないように注意が必要です。
「最終バッシング」は、お客様が帰られた後のテーブル上の片づけで、次のお客様を迎えるための準備です。特にお待ちのお客様がいる場合は、スピーディーな作業が求められます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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