証券で使われている業界用語の中で、株式のある状態を表す「塩漬け」や、特定の時期に多く見られる注文の「お化粧買い」という言葉があります。それぞれ、どんな業界用語なのでしょうか? 「塩漬け」は下がりすぎで売れない株 「塩漬け」は、株価が値上がりすることを見込んで買ったけど、逆に値下がりしてしまったため、売ることができずやむ
証券で使われている業界用語の中で、株式のある状態を表す「塩漬け」や、特定の時期に多く見られる注文の「お化粧買い」という言葉があります。それぞれ、どんな業界用語なのでしょうか?
「塩漬け」は下がりすぎで売れない株
「塩漬け」は、株価が値上がりすることを見込んで買ったけど、逆に値下がりしてしまったため、売ることができずやむを得ず長い期間持ち続けている状態をさします。
売るに売れないほど値下がりしていたり、当面の間、値上がりしそうもない銘柄を持っていたりする場合に使われることが多く、損失額や保有期間などの基準はありません。
このような状態に陥っている銘柄を「塩漬け銘柄」といいます。
「お化粧買い」は“ドレッシング買い”とも呼ばれる
「お化粧買い」とは、年金基金などの機関投資家や投資信託などの運用機関が決算期末や月末などに保有資産の時価評価額を上げるために、買い注文を入れることをいいます。
運用を委託している顧客は、運用成績をみて今後新たに資金を追加するのか、逆に解約するのかを判断するため、運用者はできるだけ評価額を上げて印象を良くしておく必要があるでしょう。
そのため、保有銘柄に買い注文を入れて、株価を上げたり、株価の下落を支えたりしているといわれています。
しかし、必ずしも「お化粧買い」が成功するとは限らず、実際にそのような意図がある注文なのかを外部が客観的に判断するのは難しいです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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