日本でもさまざまなモノが値上げされているが、まだまだ世界的に見れば安い。さらに今は円安ということもあって、外国人にしてみれば、「日本は安すぎる国」といえる。中でも外国人が驚きそうな3つのモノ・サービスを紹介しよう。
「たばこ」1箱あたり3000円以上する国も
日本ではたばこ税が上がり高いと感じる人も多いが、海外だと日本の何倍もの値段がすることがある。
タバコの銘柄「マールボロ」の世界の値段を比べた調査によると、最も高いのがオーストラリアだ。1箱あたり27.03ドルで、日本円でおよそ3800円(調査結果と為替レートは7月26日時点)。
対象になった101ヵ国・地域のうち、日本は58位。日本ではいま、1箱600円で売られているので、オーストラリアの6分の1ほどの値段で買える。
マールボロ1箱あたりの値段が高い国 | ||
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順位 | 国名 | 現地価格(日本円) |
1 | オーストラリア | 27.03ドル(およそ3800円) |
2 | ニュージーランド | 23.59ドル(およそ3300円) |
3 | アイルランド | 16.61ドル(およそ2300円) |
4 | イギリス | 16.04ドル(およそ2300円) |
5 | ノルウェー | 14.55ドル(およそ2100円) |
マールボロの値段が高いそのほかの国も見ていくと、2位はニュージーランドで23.59ドル(およそ3300円)、3位は16.61ドル(およそ2300円)と、日本の数倍以上の値段だ。
「水道代」日本の4倍以上する地域も
水道代も、ほかの先進国と比べると日本は安い。
家庭で1ヵ月に使う水の量を10立方メートルとした場合、日本の平均料金は1560円(2023年、水道技術研究センター)だが、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴでは平均6930円で、日本の4倍以上もする。
そのほかの国も、イギリスのロンドンでは3380円、オーストラリアのメルボルンで2790円、カナダのオタワで2350円など日本と大きな差がある。
「アマゾンプライム年会費」日本はアメリカのおよそ4分の1
日本では年会費4900円(税込み)で使えるAmazonの会員制サービス「アマゾンプライム」は、アメリカでは139ドルで、日本円に換算するとおよそ1万9600円(為替レートは7月26日時点)。日本はアメリカの4分の1ほどの値段で楽しめる。
ほかの国も見てみると、イギリスでは95ポンド(およそ1万7300円)、ドイツでは89.9ユーロ(およそ1万4000円)で日本の数倍はする。
アマゾンプライムの年会費 | ||
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国名 | 現地価格(日本円) | |
日本 | 4900円 | |
アメリカ | 139ドル(およそ1万9600円) | |
イギリス | 95ポンド(およそ1万7300円) | |
ドイツ | 89.9ユーロ(およそ1万4000円) |
アマゾンと同じように動画配信サービスを提供しているネットフリックスの値段は、日本と海外で差があるのだろうか。
ネットフリックスのスタンダードプランの月額料金は、日本では1490円(税込み)。一方でアメリカは15.49ドル(およそ2200円)、イギリスは10.99ポンド(およそ2000円)、ドイツは12.99ユーロ(およそ2000円)と、日本よりも高い。
ただ、数倍以上の差はなく、タバコや水道代と比べて、日本が飛び抜けて安いわけではないだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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