小学生にはお金の知識がまだないことから、予想外の金銭トラブルを引き起こしたり、逆に巻き込まれてしまったりすることがあります。加害者または被害者になるのを防ぐため、親として3つのことを伝えておきましょう。
1 親に言わずにお金のやり取りはしない
お金をおもちゃのように貸し借りしたり、あげたりもらったりしてはいけないと伝えましょう。
お金を直接やりとりせずとも、友達にお菓子を買わせるなどの行為もいけません。
悪気がなくても、相手の親が「お金を巻き上げられた」と怒ったり、学校に問題行動とみなされたりする恐れもあります。
お金のことで判断に迷ったら、親に相談すると約束しておくのも大切です。
2 「お金をあげる」と言う大人は悪い人と教える
簡単にあげてはいけないものであるはずのお金を、「あげる」と言う大人は悪い大人なので、すぐに人がたくさんいる場所に逃げるよう伝えましょう。
少し怪しいと感じていても、ゲーム機など欲しいものがあり、目の前でお金を見せられたり、「これで買ってあげる」と言われたりすると、ついていってしまうかもしれません。
3 お金を稼ぐのは大変。そして使うとなくなる
親ががんばって働いたお金で家族みんなが暮らしていること、お金の使い方を学ぶため一部をお小遣いにしていること、お小遣い以外の親のお金を使うと生活に困ることなどを、子供にも分かるよう丁寧に話しておきましょう。そして使うとなくなり、使い過ぎると家族が困ると話しておくことも大切です。
そうしないと、スマホゲームで高額な課金アイテムを買ったり、オートチャージの交通系ICカードで友達の分までお菓子やおもちゃを大量買いしたりといったトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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