飲食業界ではさまざまな業界用語が使われています。家でも見かけることのあるやっかいな存在で、対策も不可欠な「太郎・花子」や、店内で“ある仕事をする人物”を指す「ショッカー」。いったいどんな意味なのでしょうか?
飲食店の天敵「太郎・花子」
「太郎・花子」は、ゴキブリのことをさします。
ほかにも、ゴキを漢字の“五木”に置き換えて、“いつきさん”と呼ぶ場合もあり、お店によって呼び方は異なります。
特に飲食店では、食事中に口に出すと不快に思われるような言葉は、隠語に置き換えられることが一般的です。
たとえば、トイレは“3番”や“4番”などの番号が使われています。
トイレは、お店の顔といわれるため、定期的に“3番チェック(トイレ掃除)”を行うことで、清潔な状態を保つ必要があります。
「ショッカー」の仕事は店の問題点を明確にする
「ショッカー」とは、一般のお客さんのフリをして居酒屋などの飲食店の実態を調査する「覆面調査員」をさします。
一般的に覆面調査員は、“ミステリーショッパー”と呼ばれているため、そこから派生して呼ばれるようになったようです。
「ショッカー」は調査員だと分からないように店を訪れ、お酒や食事を提供してもらい、接客態度、サービス内容、商品の質を判定します。
また、トイレや床など店内の清掃状況やトラブルが起きたときの対応など、50以上のチェック項目を客観的に評価します。
「ショッカー」は、チェック項目をもとに報告書をまとめ、依頼主に提出します。
「ショッカー」の報酬は、利用した飲食代金の一部が謝礼として支払われたり、別途賃金が支払われたりと報酬の形はさまざまです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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