健康診断の結果で「保険料が3割安くなる」のはどんな人?

2023/08/10 17:00

会社の定期検診は6~7月がピークといわれるので、結果がそろそろ戻ってくる時期だ。昨年と比べて結果が良かった人は、保険を見直すと保険料が安くなるかもしれない。最大で3割安くなるというので、確かめてみよう。 健康診断の結果で保険料はなぜ安くなる? 健康診断の結果で保険料が安くなるのは、健康状態が良い人を割引いてくれる商品が

会社の定期検診は6~7月がピークといわれるので、結果がそろそろ戻ってくる時期だ。昨年と比べて結果が良かった人は、保険を見直すと保険料が安くなるかもしれない。最大で3割安くなるというので、確かめてみよう。

健康診断の結果で保険料はなぜ安くなる?

健康診断の結果で保険料が安くなるのは、健康状態が良い人を割引いてくれる商品があるからだ。

これは「リスク細分型」と呼ばれる保険で、多いのは定期保険や収入保障保険だが、中には医療保険もある。

各保険会社はどうやって健康かどうかを判断しているのだろうか。会社で差はあるものの、おおむね次の3つは共通していることが多く、また確かめやすいだろう。

1 身長と体重のバランス(BMI値)がよくなった

BMI値(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数。体重(kg)を身長(m)の2乗で割って計算する。

日本人だと25以上が肥満とされ、生活習慣病のリスクも高まるため適性値の18.5〜25未満に収まっていると割引の対象となることがある。

2 血圧が下がった

高血圧は、日本人の生活習慣病による死亡に強く影響する。血圧が正常血圧に下がった場合は割引になるかもしれない。

なお「高血圧」は、最大血圧140mmHg以上かつ最小血圧90mmHg未満、「正常血圧」は最大血圧120mmHg未満かつ最小血圧80mmHg未満とされている。

3 昨年から禁煙が続いている

喫煙も高血圧と並び生活習慣病に大きく影響すると言われ、禁煙すると割引かれる場合がある。

各社で禁煙している期間を1年以上と決めているところが多く、前回の健康診断から禁煙している場合は対象になるかもしれない。

健康なら保険料が最大3割安くなるチャンス

健康な人がリスク細分型の生命保険に入るとどれくらい保険料が安くなるだろうか。

たとえば損保ジャパンひまわり生命(SONPOホールディングス <8630> )の収入保障保険で、40歳男性・受取り月額10万円・保険期間65歳・最低保証期間2年での見積もりを見ると、保険料が4,140円のところ、非喫煙者健康体なら2,890円と30.2%も割引かれる計算だ。

また三井住友あいおい生命(MS&ADインシュアランスグループホールディングス <8725> )の収入保障保険も、6,830円の保険料がSD非喫煙者優良体なら5,410円と20.7%も安くなる(見積もりは上と同じ条件)。

健康診断の結果が届いたら健康状態はもちろん、生命保険料を節約できるかどうかもあわせて確かめるとよいだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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