「月光仮面」「マイナス」トラック運転手が使う業界用語の意味、分かる?

2023/08/13 11:00

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物流の要といえばトラック輸送。物流事業全体の市場規模の約70%をトラック輸送が占めています。そんなトラック運転手が無線でやりとりする、「月光仮面を見た」という会話や、「マイナスなどの重労働の割に賃金があがらない」といったドライバー不足の問題。輸送業界では、さまざまな専門用語が使われていますが、どんな意味なのでしょうか?

物流の要といえばトラック輸送。物流事業全体の市場規模の約70%をトラック輸送が占めています。そんなトラック運転手が無線でやりとりする、「月光仮面を見た」という会話や、「マイナスなどの重労働の割に賃金があがらない」といったドライバー不足の問題。輸送業界では、さまざまな専門用語が使われていますが、どんな意味なのでしょうか?

「月光仮面」は神出鬼没

「月光仮面」は警察の白バイのことをさします。

「バイパスに月光仮面がいるから、速度に注意して。」など、トラック運転手同士の無線で使われていました。

もととなった「月光仮面」は1958年放映のテレビ映画のヒーローで、警察とともに悪の犯罪組織と戦う正義の味方です。

身体は白ずくめのスタイルで白バイに乗って現れます。その姿は警察官が白バイで走る姿とよく似ているために、白バイを「月光仮面」と呼ぶようになりました。

ちなみに、1918年から警視庁はオートバイを使った取り締まりを始めていますが、当時のバイクの色は赤でした。白バイを使うようになったのは1936年からです。

「マイナス」は体を使った“ある作業”

「マイナス」は、トラックから積んでいた荷物を降ろす作業です。

荷降ろしをするため、重量がマイナスになるところからきています。逆にトラックへ荷物を積みこむ作業を「プラス」といいます。一般的に荷物の積み降ろし作業は、運転手がおこないます。

荷物は主に、パレット(荷物をくくりつける台)ごとにフォークリフトで降ろすか、バラバラに手で降ろします。

ドライバー不足は申告で、2028年度にドライバーが27.8万人足りなくなると予想されています(鉄道貨物協会)。

生産性が伸びず、さらに高齢化で労働年齢人口が減れば、ドライバー不足により物流が滞り、経済成長に深刻な影響をおよぼしそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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