職人たちが活躍する建築業界。自分が手がけた建築物が後世まで残り、地図にも載る──。モノづくりの醍醐味や楽しさを味わえる業界です。建築業界の職人の間で使われているのが「ネコ」と呼ばれる道具と「バチってる」という言葉です。いったいどんな意味なのでしょうか? 「ネコ」は人力で建築現場の資材を運ぶ道具 「ネコ」は、建築現場で道
職人たちが活躍する建築業界。自分が手がけた建築物が後世まで残り、地図にも載る──。モノづくりの醍醐味や楽しさを味わえる業界です。建築業界の職人の間で使われているのが「ネコ」と呼ばれる道具と「バチってる」という言葉です。いったいどんな意味なのでしょうか?
「ネコ」は人力で建築現場の資材を運ぶ道具
「ネコ」は、建築現場で道具や資材などを運ぶ手押しの一輪車をさします。ネコ車とも呼ばれています。
また、建築現場の高所に設置された狭い点検通路や足場を“キャットウォーク”(ネコ足場)というそうです。
体育館のような高所にある照明は、交換作業をするのに大掛かりな足場が必要になるため、交換のたびに施設の使用が制限されます。
しかし、吊り橋のような“キャットウォーク”を組むことで、使用制限を設けなくても取り替えが可能です。
「ネコ」の由来は、このキャットウォークを走らせる一輪車からという説、一輪車をひっくり返した時の見た目がネコに似ているという説など、諸説あるといいます。
「バチってる」は致命的なミスにつながる
「バチってる」は、壁などが凸凹であったり、床が平行ではなかったり、柱が垂直ではない状態のことをいいます。
語源は、三味線を弾く道具の撥(バチ)だといわれています。撥の形は、平行ではなく末広がりであるため、その様子に見立てて使われるようになったようです。
建物の施工現場では、数ミリや数センチ単位のズレが、最終的に取り返しのつかない大きなズレになる可能性があります。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「老後破産」しないために読みたい
・ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】(外部)
・今持っている株を売って新NISAで買い直したほうがいい?
・会社に転職活動がバレない転職サイトの機能
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法