チョコレートの原料になるカカオ豆。アフリカ大陸の西部、大西洋に面している国で多く生産しています。そのカカオ豆の生産第1位と第2位を占めるのが「象牙海岸」と「加納」。
世界最大級のカトリック教会・平和の聖母聖堂がある「象牙海岸」や、黄熱病の研究をしていた野口英世の功績を記念して建てられた、野口記念医学研究所がある「加納」ですが、それぞれどこの国なのでしょうか。
「象牙海岸」ってどこ?──カカオ豆の生産第1位
「象牙海岸」は西アフリカに位置するコートジボワールという国です。
コートジボワール産のカカオは、全体の過半数を占めており、生産量世界第1位の圧倒的なシェアを誇っています。
コートジボワールの面積は、日本より少し小さいく、フランス語で象牙海岸という意味です。
14世紀頃、この地はフランスやポルトガルの商人が交易を行う場でした。その時ときに取引された象牙が国名の由来とされています。
首都・ヤムスクロには世界最大級のカトリック教会・平和の聖母聖堂があります。
外観はバチカンのサンピエトロ大聖堂を模して造られていますが、7000人が入れる大きさは圧巻です。
また、旧首都のアビジャンにあるセントポール大聖堂では、アフリカの動植物や人々を描いた美しいステンドグラスに圧倒されるでしょう。
「加納」ってどこ?──カカオ豆の生産第2位
「加納」はガーナのことです。
ガーナは正式名称をガーナ共和国といいます。
カカオの生産量は世界第2位で、ガーナ国内ではカカオをパンやビスケットにしたり、石鹸やスキンクリームに加工したりしています。
黄熱病の研究をしていた野口英世は自らも黄熱病に感染し、ガーナで短い生涯を閉じました。
1979年に彼の功績を記念して建てられた野口記念医学研究所は、西アフリカで感染症の研究を行う主要機関に成長しています。
また、特定非営利活動法人ACEが2009年から行う「スマイル・ガーナ・プロジェクト」は、ガーナの子どもたちを危険な労働から守り教育を支援する活動です。
2021年11月に小学館から発売された「ドラえもん探究ワールド スペシャル SDGsでつくるわたしたちの未来」に同プロジェクトの内容が紹介されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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