猛暑で大人気の「家庭用プール」、水道代や維持費はいくらかかる?

2023/08/20 17:00

家庭用プールの売り上げがコロナ前の4倍に伸びているというが、いざ我が家でもとかんげても、気になるのは水道代を含めたコストだろう。家庭用プールを楽しむには、どれくらい費用がかかるのだろうか。 家庭用プールにかかる初期費用はいくら? 家庭用プールには様々なサイズがあり、大きさによって値段が違う。子供数名が泳げるサイズとなる

家庭用プールの売り上げがコロナ前の4倍に伸びているというが、いざ我が家でもとかんげても、気になるのは水道代を含めたコストだろう。家庭用プールを楽しむには、どれくらい費用がかかるのだろうか。

家庭用プールにかかる初期費用はいくら?

家庭用プールには様々なサイズがあり、大きさによって値段が違う。子供数名が泳げるサイズとなるとそれなりの大きさが必要で、たとえばさまざまサイズのプールを出しているINTEX社製の商品では、サイズが300cm×200cm×75cmなら価格は1万5000円ほどだ。

家庭用プールを楽しむには本体の他にも必要なものがある。衛生面を考えると水の濁りを防ぐ循環ポンプが、価格は1万600円ほどだ。水循環ポンプには汚れを吸着するフィルターが必要で、こちらの価格は1000円ほどのようだ。

さらに、屋外で使うためのポンプを動かす延長コード。防水性の10m延長コードなら2000円ほどだ。水を入れっぱなしで屋外に置くなら、ゴミが入らない様にするためのカバーが要る。上で紹介したサイズのプールにあうものは、3000円くらいだ。

これら初期費用を合計すると、3万1000円はかかる計算だ。

家庭用プールにかかる主なランニングコストは水道代

ただ最も気になるのはランニングコスト、特に水道代だろう。

上述したサイズのプールに水を9割入れると、その量は3600リットル(3.6立方メートル)。水道料金は地域によるが、たとえば千葉県であれば1ヵ月の基本料金は979円(20mm口径の場合)。これに使った水量1立方メートルにつき62.7円なので、3600リットルなら62.70円×3.6=225.72円かかる。

ただし、これとは別に下水道料金がかかる。千葉市の場合、基本料金は580円。徴収方法や計算法が複雑だが、5立方メートルまで、6〜10立方メートルまでなど使うほど1立方メートルあたりの料金が増える仕組みだ。

たとえば、1週間に1回(月に4回)水を入れ替えるとすれば、1ヵ月にかかる水道料金は、上水道は902.88円(225.72×4)、下水道は648.4円。基本料金を除いて、毎月1551.28円かかることになる。

除菌のタブレットをあわせると1ヵ月の合計額は……

また水中内の雑菌を除菌する塩素剤は、1000リットルに1個入れるタブレット150錠入りが3800円くらいなので、毎日入れても1ヵ月は使える。

水道代と塩素剤代を合わせたランニングコストは1ヵ月でおよそ5300円ほどだ。このほかにもポンプにかかる電気代なども多少必要だろう。

それなりにコストのかかる家庭用プールだが、夏休み中いつでも子供を遊ばせることができると考えれば費用対効果は悪くないのかもしれない。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
「老後破産」しないために読みたい
ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】(外部)
今持っている株を売って新NISAで買い直したほうがいい?
会社に転職活動がバレない転職サイトの機能
「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法