ハローキティなどキャラクターや、テーマパークのピューロランドで知られるサンリオ <8136> の株価が年初来高値の水準で推移しています。コロナ禍が一巡し、インバウンド（訪日外国人）が増えてテーマパークの入園者数も増えており、物販も伸びているようです。

サンリオの株を買っていたら、どれくらい儲かっていたのでしょうか？（以下、文中株価などは8月18日基準、株主優待や株式購入に必要な手数料や税金は考慮していません。なおリターンとして、株の「値上がり益」と「配当金」の受け取り額を考慮しています）。

5年前に23万円で買った人は……約55万円の利益　

サンリオの株価は、5年前は2300円（2018年8月17日終値）でしたが、現在は7673円で、3.3倍に値上がりしています。

5年間の配当金受取り額は、1株あたり116円です。配当金を含めたトータルリターンでは、3.4倍でした。

つまり、5年前に100株を買った人は、23万円で買った株が76万7300円まで値上がりしていることになります。さらに配当金の1万1600円があるため、約55万円儲かっていることになります。

3年前に買った人は……5年保有を上回る4.5倍のリターンに

3年前に買った人は、5年間保有を上回る4.5倍のリターンとなっています。株価は3年前（2020年8月18日）に1730円だったので、現在の7673円と比べると4.4倍に値上がりしました。この時期は、コロナで業績が悪化していたため株価も下がっていたのです。

3年間の配当金受取額は、1株あたり51円です。配当金を含めたトータルリターンは4.5倍でした。

このため、3年前に100株を買った人は、17万3000円で買った株が76万7300円まで値上がりした計算です。さらに配当金の5100円があるため、約60万円儲かりました。

1年前に買った人も……2倍以上儲かっている

サンリオの株価は、過去1年間で3600円から7673円と、2倍超に値上がりしました。2023年3月期の1株あたり配当金は、35円なので配当金を含めたトータルリターンはり2.1倍でした。

100株あたりの金額に直すと、100株を36万円で買った人は、直近で76万7300円まで値上がりしました。さらに配当金の3500円を合わせると、約41万円儲かったことになります。

※ 本記事はサンリオ株の過去のリターンを紹介することを目的としたもので、投資の推奨をするものではありません。

文・北川茂樹（Webライター）
編集・dメニューマネー編集部
画像・©ʼ23 SANRIO

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