コンビニのドリップタイプのコーヒーマシンでは、さまざまな国のコーヒー豆を使って販売しています。「危地馬拉」で栽培されている、甘い香りと上品な酸味が特長のコーヒー豆や、「肯尼亜」で栽培されている、柑橘系の爽やかな酸味のあるコーヒー豆も、あるコンビニのコーヒーマシンで使われています。「危地馬拉」と「肯尼亜」はそれぞれどこの国なのでしょうか。

「危地馬拉」ってどこ？──マヤ文明最大の遺跡がある国

「危地馬拉」はグアテマラ（グアテマラ共和国）を漢字にしたものです。

中央アメリカ北部に位置し、北東はカリブ海、南は太平洋に面しています。国土面積は10万8889平方キロメートルで、北海道と四国を合わせた広さよりやや大きいです。

マヤ文明が栄えた国として知られ、国内にあるマヤ文明最大の遺跡「ティカル国立公園」は世界遺産に登録されています。このティカル国立公園は、『スター・ウォーズ』シリーズの記念すべき1作目である、『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』のロケ地になりました。

そして、グアテマラはコーヒー豆の産地としても有名で、標高1,300メートル以上の高地で生産したものが最高級グレードとされています。甘い香りと上品な酸味が特長で、2020年に大手コンビニエンスストア、セブン-イレブンのセブンカフェで「グアテマラブレンド」が期間限定商品として販売されました。

「肯尼亜」ってどこ？──メディアに出演したワイナイナ選手がいる陸上競技強豪国

「肯尼亜」はケニアのことです。

ケニアには野生動物が多く生息しています。中でも約150万頭近いヌーが行列を作りながら、新しい水場やエサを求めて枯れた草木の上を歩く「ヌーの大移動」は大迫力の光景です。

そして、陸上競技の強豪国もあり、東京五輪では10個のメダルを獲得しています。

『逃走中』『オールスター感謝祭』に出演経験のある、男子マラソンのエリック・ワイナイナ選手はケニア出身です。ワイナイナ選手は1996年のアトランタ五輪、2000年のシドニー五輪と2大会連続でメダルを獲得しました。

また、ケニアで栽培されるコーヒーは、柑橘系の爽やかな酸味と深いコクのバランスが良いといわれています。

大手コンビニエンスストア、ファミリーマートは「FAMIMA CAFÉ」のブレンドコーヒーを2021年10月リニューアルし、高級ケニア豆を配合しました。同商品は世界チャンピオンのバリスタと2年の歳月をかけて共同開発したそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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