カジノやショーが楽しめるラスベガスがある、アメリカの西部の州「尼哇達」や、東洋のラスベガスとも呼ばれ、カジノ事業が盛んな「澳門」は、東西文化が出会う街として知られています。この「尼哇達」と「澳門」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?
「尼哇達」ってどこ?──レディー・ガガが参加したフェス開催の湖
「尼哇達」はネバダ州のことです。
ネバダ州は、ラスベガスやリノを中心としたカジノなどの観光業が盛んです。
砂漠の真ん中に位置する巨大イルミネーションの街、ラスベガスは24時間眠らない街として知られ、約6キロメートルの大通りにはカジノが入る巨大テーマホテルなどが軒を連ねています。
ここでは、手軽に遊べるスロットや本格的なテーブルゲームなど本場のカジノが楽しめます。
また、カリフォルニア州との境界、シエラネバダ山脈の頂上に位置するタホ湖は北米で最大の高山湖であり、澄み切った水と雄大な景色で有名です。
タホ湖では1年を通して音楽フェスティバルが行われており、屋外サマーコンサートシリーズには、エルトン・ジョン、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズらが登場しました。
また、パナソニックはテスラ・モーターズと提携し、世界最大規模の電気自動車向け電池工場「ギガファクトリー1」をネバダ州に建設しました。パナソニックはテスラにリチウムイオン電池を提供しており、電気自動車向けの新型電池も新たに開発しています。
「澳門」ってどこ?——東洋と西洋文化が融合した独特の魅力がある地区
「澳門」はマカオのことです。
正式名称は中華人民共和国マカオ特別行政区といいます。
マカオの歴史地区には、8つの広場と22の歴史的建造物が密集しています。東洋と西洋文化が融合した独特の魅力を放ち、ユネスコ世界遺産にも指定されています。
マカオのシンボル的な聖ポール天主堂跡、ポルトガルの統治中に敷かれた石畳が残るセナド広場、マカオ最古の中国寺院でパワースポットとしても人気のある媽閣廟(マーコミュウ)もこの地区にあります。
同地区にあるギア教会には、西洋と東洋双方のテーマを扱ったフレスコ画があり、マカオの多文化的融合をよく表しています。また、敷地内にあるギア灯台はアジア初の西洋式の灯台といわれています。
マカオの経済を語る上で欠かせないのがカジノです。マカオのGDPのほぼ半数を観光業とカジノ業が占め、税収の8割をカジノ産業に依存しています。
マカオはポルトガルの植民地だった1847 年にカジノを合法化。今日まで続くマカオのカジノ産業は約 160 年の歴史を誇ります。2002年にカジノ事業の1 社独占体制から6 社競合制にシフトして以降の発展は特に目覚ましく、2006 年にはカジノの売上高がラスベガスを抜き、マカオが “世界一のカジノシティ”になりました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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