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円安でも米国株に投資する3つの理由 円高になるまで待たなくていい?

2023/08/25 07:00

円安で米国株への投資を見送りっている人もいるでしょうが、円安は当分続きそうですし、長期的にみると米国経済の成長とともに、米株は上がっており、今からでも投資を検討してもいいのではないでしょうか。 理由1 当分の間は円安が続く見通し 「円安でなくなったら投資しよう」と思っても、今の円安は当分続きそうと考えられています。それ

円安で米国株への投資を見送りっている人もいるでしょうが、円安は当分続きそうですし、長期的にみると米国経済の成長とともに、米株は上がっており、今からでも投資を検討してもいいのではないでしょうか。

理由1 当分の間は円安が続く見通し

「円安でなくなったら投資しよう」と思っても、今の円安は当分続きそうと考えられています。それは、米国が昨年から急激な利上げをしている一方で、日本は金融緩和政策を続けているため。日米間で金利差が広がっていることが、円安ドル高の大きな理由と考えられます。

第一生命経済研究所の熊野英生エコノミストは8月上旬のレポートで、日本銀行は急激な金利上昇を抑制しようとしていると考えられるため、今後も円安は続くと予想しています。

たしかに、為替の動向を正確に予想することはできないので、円高に変わる可能性もありますが、逆に今以上に円安になってしまう可能性も考えられるでしょう。

円高になるまで待っていると、いつまでも投資ができなくなる恐れがあります。

理由2 米国株は成長し続けている

ここ数日、米株の下落を報じるニュースが目立ちますが、長い期間でみると、米国の経済成長とともに米国株も成長し続けています。

たとえば、米国の代表的な株価指数であるS&P500の過去30年を見ると、多少の起伏を繰り返しながらも成長し続けており、特に2023年8月2日の時点では過去最高値の2万3326円を記録しています。

このような過去の実績から、米国株を保有して複利運用を続ければ、円高による為替差損の影響も小さくなるといえるでしょう。

理由3 投資は長期的な考え方が大事

株式投資では、一時的な暴落もあるので、短期でみると損する可能性はありますが、投資の基本である長期的な考え方をもって米国株を保有し続ければ、高い確率で利益を得られます。

たとえば、2008年のリーマンショックなどによりS&P500の指数が急激に下がったものの、長くても5年ほどで元の指数まで回復しています。

また、保有期間による収益の違いは統計によると、10年以上など保有期間が長くなるほど、損失を出す確率が減る傾向にあります。

投資に絶対はありませんが、円高になるのを待ち続けることで機会損失とならないように考えることが大切です。

文・三澤智史(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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