4月8日に始まったdメニューマネーは、7月16日で100日を迎えた。この約3ヵ月の間に、外部から配信を受けているニュース記事のほか、数百本のオリジナル記事を「マネーコラム」としてマネー、投資、ビジネス、不動産の4カテゴリーに分類してお届けした。
編集部の予想以上に読まれた記事もあれば、期待ほど読まれなかった記事もあるのだが、これまでお届けしたオリジナルのマネーコラム記事の中で、外部配信先を含めて最も読まれた人気記事のトップ5を紹介しよう。(dメニューマネー編集部)
第5位 身近な企業の社員の年収は気になる?

第5位は6月20日配信の「20代で年収1,000万円、40代で1億も! ユニクロ店長・社員の給料はいくら?」だ。
この記事はファーストリテイリング <9983> が過去に公表したユニクロの「年収テーブル」を紹介、タイトルにあるとおり、20代で店長に昇格し年収1,000万円超えの社員がいることや、執行役員以上、40歳以上の社員で1億3000万円もらっている社員もいることなどを紹介した。
公開からまだ1ヵ月もたっていない中で、全体のトップ5に入ったのは、それだけ同社が身近な存在であることや、高給であることへの驚きなどが理由だろう。
第4位 あのクルマは特別?驚きの価格になった理由を分析

第4位は5月18日配信の「5000万円超えも?日産『スカイラインGT-R』高騰が止まらない4つの理由」だ。
「GT-R」というブランドは、数ある自動車のモデル、ブランド、シリーズの中でも別格だ。それは、この記事が実に多くの人に読まれたことからも分かる(なお現モデルは「日産・GT-R」で、スカイラインの名前はついでいない)。
この記事は海外在住のライターが、海外メディアの情報・データなどをもとに、GT-Rの価格高騰が止まらない理由も分析している。
第3位 お金持ちはお金があるから高いものを買っているわけではない

第3位もクルマの記事で、4月8日のサイトオープン時から読める「なぜ富裕層はフェラーリなどの『超高級車』を所有するのか」だった。
これも4位と同様、クルマの記事だが、こちらは「富裕層」がポイントだろう。なぜ富裕層が超高級車に乗るのか。素直に考えれば「お金があるから高いモノが欲しいだけでは?」といった理由が思いつきそうだが、決してそうではないことがこの記事を読めば分かる。
第2位 ギャンブルをする人もしない人も「聞かれてみれば気になる問い」

第2位もまだ公開から1ヵ月もたっていない「大井競馬で配当『2億円』!ギャンブルの税金はいくら取られる?」だ。6月27日公開。これは6月10日に、大井競馬のSPAT4LOTOトリプル馬単で2億2813万165円の払戻金が出たというニュースから着想された記事。ちなみに地方競馬では過去最高の配当額だという。
ギャンブルを日頃やる人は知っているかもしれないが、未経験者やなじみがない人は、「税金がいくら取られるのか」と問われると、なかなか答えられないのではないだろうか。「たしかに分からないかも……(ちょっと読んでみよう)」と思われたのかもしれない。
第1位 「え、自分の税金高くなってるかも……」という危機感?

この100日間で最も読まれた記事は、6月2日公開の「『6月から増税』になるのは年収何万円以上の人?2021年度・住民税」だ。
住民税は5月と6月で年度がかわる。2021年6月は、2021年度住民税の徴収が開始する月ということだ。その金額は2020年1月〜12月の所得を元に計算されるのだが、税制改正の関係で、“2021年6月分より増税になってしまう人がいる”ことを伝えている。
そう聞けば、「もしかして自分も対象になるのでは?」と確かめたくなるもの。そうした気持ちが多くの人に読まれる結果につながったのだろう。
この記事はファイナンシャル・プランナー資格を持つ筆者(菅野陽平氏)によるもので、第3位も同じく彼の筆である。
1000日、1万日、その先をめざして
「お金(マネー)」は、私たちにとって、とても大切で身近な(されど遠い)存在だ。
世の中のあらゆる物事と密接に関わっていて、誰もが「詳しくなりたい」と思いながらも、知るべきことは果てしなく多い。また時代や社会の変化にあわせて法令や仕組みが変わることもあり、いつまでたっても「お金に関しての知識はもうこれ以上つけなくてもいい」という境地にはたどりつけない。
dメニューマネーがオープンしてからの100日間を振り返っただけでも「こんな記事をこの時に作りたかった」「あの時、あれを配信しておかなければいけなかった」という反省ばかりが浮かんでくる。
まだたった100日。これから1000日、1万日、そのずっと先まで、「お金(マネー)」に関するいろんなニュースや知識、考え方などの知恵などを、楽しみながら読めるよう工夫しながらお届けしていきたい。
文/編集・dメニューマネー編集部
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