ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」がある
イタリアのサッカー1部リーグ「セリエA」の名門で、かつては本田圭佑選手も所蔵したサッカーチームや、長友佑都選手が所属したインテルのホームタウンです。日本人にも人気のブランド・プラダや、歌手の瑛人が歌う「香水」にも登場したドルチェ&ガッバーナの本店があります。世界に最新モードを発信する「米蘭」とは、イタリアのどこの都市でしょうか?
正解はミラノです。2021年5月にはインテルが11年ぶりにセリエAを制覇し、ミラノ中を湧かせました。
ミラノはローマに次ぐイタリア第2の都市。人気ブランドが新作を発表するミラノ・コレクションの開催地で、ファッション・デザインの世界的な中心地です。また、イタリア最大の証券取引所がある金融都市でもあります。
また、ミラノの街は歴史、美術、建築の宝庫です。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチのフレスコ画「最後の晩餐」や、ミケランジェロが生前最後に手がけた大理石彫刻「ロンダーニのピエタ」が展示されているスフォルツェスコ城、壮麗なミラノ大聖堂「ドゥオーモ」は、この街のシンボルマークです。ミラノの中心部にあるスカラ座は、イタリア・オペラ界の最高峰とされています。
GDPの3分の1を占める経済の中心地もコロナで打撃
マルニ、ヴェルサーチ、ジョルジオ・アルマーニ、ミュウミュウなど、イタリアを代表するハイブランドの多くがミラノに本店を構えています。
2020年以降の新型コロナウイルス流行によって、金融とファッションの重要拠点であるミラノも大きな打撃を受けました。感染拡大が深刻で、一時期ロックダウンされていた、ミラノを中心とするロンバルディア州の周辺地域は、イタリアの国内総生産(GDP)の約3分の1を占めるイタリア経済の中心地。政府は市民の活動や移動を制限する異例の措置を発動し、感染拡大の押さえ込みを図りましたが、規制措置が経済に与えた影響ははかりしれません。
また、イタリアで最も収益性の高い産業の一つである観光業も大きく落ち込む中で、イタリア経済が依存してきた観光業のあり方を見直す動きも見られます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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