2021年上半期の世界の腕時計人気ランキングで、ロレックスが前年に続けて首位、以下オメガ、ブライトリングと続き、日本のSEIKO(セイコー)は4位に入った。
ランキングは世界最大級の高級時計専門マーケットプレイスを展開する「Chrono24」が1月1日から6月27日までのデータベースをもとにまとめたもの。
ロレックスは、シェア率(購入リクエストのうち各ブランドが占める割合)では前年同期から8ポイント減って34.1%になったものの、2位オメガの11.3%を大きく引き離している。
セイコーはアメリカで人気急上昇
セイコーは前年同期は3.4%だったが、今回は4.3%に上昇。前回3.9%だったオーデマ ピゲが4.2%だったため、今回順位を逆転したことになる。
セイコーが順位を上げた理由についてChrono24は、アメリカでのリクエスト数(商品購入のリクエスト数)が40ポイント以上高くなったためとしている。
いずれの国でもロレックスが人気、日本のトップ3ブランドは?
ロレックス人気は相変わらずのようだが、地域ごとの支持率はどうだったのだろうか。
日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、香港の中で、ロレックスは日本を除くすべての地域でシェアが3分の1以上だった。さらにドイツでは40%と各地で圧倒的な人気を誇っている。
日本は唯一ロレックスのシェが3分の1に満たなかったが、実際は32%とほぼ3分の1。2位はオーデマ ピゲ、3位はパテック・フィリップがランクインした。
ロレックスの人気モデルは?
ブランドではなく、腕時計の人気モデルのランキングでは、トップ1、2は前年同期と同じ。1位がDatejust(デイトジャスト)、2位がSubmariner(サブマリーナ)だった。
以下、3位 オメガ スピードマスター、4位 オメガ シーマスター、5位 ロレックス デイトナだった。2020年は、GMT-MasterⅡが4位にランクインしていたが、2021年は6位に以下になったかわりにDaytona(デイトナ)がランクインした。
ロレックス値上げの影響は?
人気のロレックスだが、「チューダー(TUDOR)」とともに8月1日、国内希望小売価格を改訂している。スイスフランが高いことから国内外の価格差を調整するためで、約5%の値上がりとなる。
デイトジャスト(126200)が74万3600円から78万1000円に、サブマリーナ(124060)が85万4700円から89万7600円になっている。
ただ昨今の人気ぶりからすると、5%程度の値上がりが在庫に影響するというようなことはなさそうだ。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Chrono24(左から=デイトジャスト、サブマリーナ、スピードマスター)
(2021年8月2日公開記事)
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