さまざまな「サブスク」が注目される中、特に話題なのがキリンビールの「キリンホームタップ」です。自宅にビールサーバーを用いて飲めるサービスです。今はコロナ禍で東京などでは外でお酒が飲めませんし、蒸し暑い夏でもあります。家に居ながら本格的な美味しいビールが味わえるこのサービス、ビール党は気になるのではないでしょうか。
ただ気になるのはやはり価格。1杯あたりでどれくらいの価格がかかるのかなど、調べてみました。
基本料金は3190円。ビール料金は別
キリンホームタップは、基本料金が3,190円(税込・月額。以下も同じ)。月額料金には、月2回のビール配送料、サーバー備品一式が含まれています。サーバーのレンタルは無料ですが、最低契約期間(12ヵ月)以内に解約すると1万6500円(税込み)がかかってしまうそうです。
ビール料金が4Lで5,060円〜、8Lで9,240円~。ビールの銘柄によって料金が異なります。合計で4Lの場合は月額8,250円〜、8Lは1万2,430円〜ということです。
ビールのラインアップ
(定番)
・一番搾りプレミアム
(期間限定)
・グランドキリンIPA
・グランドキリンWHITE ALE
・SPRING VALLEY on the cloud
・Brooklyn Brewery Brooklyn Summer Ale
・Brooklyn Brewery Brooklyn Lager
これを缶ビール1本と同程度の350mlとして1杯あたりの価格を計算すると、4Lの場合が1杯あたり722円、8Lなら544円という価格になります。
一般的な350ml缶の生ビールは大手製品で1本あたり200〜250円程度。クラフトビールは商品によってばらつきが大きいですが、300円前後で購入できるものが複数あります。
以上の価格を基準とすると、割安な8Lの場合では、缶ビール対比で1杯あたり200〜300円程度コストが上乗せされる計算です。
ただ本格的なビールを最高の状態で、気軽に楽しめることを考えると、ビール好きな方にとっては決して高い出費ではないでしょう。
飲食店で飲むビールと比較すると高くない?
また、「ビールサーバーで入れたビール」という意味では飲食店で飲むビールと比較することもできます。
廉価な居酒屋などのビールは必ずしも質が高くないことも踏まえると、外で美味しい生ビールを確実に楽しむためには500円前後が必要です。クラフトビールなどの場合は、700〜800円することもよくあります。
これら飲食店の同等の美味しいビールを、家で気軽に楽しめるという点では、キリンホームタップの価格は決して高いわけではないのかもしれません。
会員制のサービスで、9月スタート会員の締め切りは8月20日のとこと。先着順なので、気になる人はWebsサイトを確認してみてはいかがでしょうか。
アサヒビールもサブスクを開始
ビールのサブスクを提供するのはキリンだけではありません。アサヒビール <2502> もスーパードライのミニ樽が毎月2回届く「ドラフターズ」を5月から始めています。サーバーの数に限りがあるとのことで抽選で会員になれます。現在、9月会員を募集中です。
こちらは月4Lコースが7980円で、2Lの樽が2回届きます。1杯あたりの値段が658円で、最短の契約期間が6ヵ月、解約手数料が8500円と、先発のキリンよりもお得になっています。ドライ好きならこちらも選択肢もありそうです。
キリン、アサヒ以外にも参入している企業があります。自宅でおいしいビールを楽しみたい人は調べてみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・キリンホールディングス <2503>
(2021年8月3日公開記事)
【関連記事】
・130万が400万に!過熱する「ロレックス投資」の注意点
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・電気代の「節約になっていない」NG行為5選
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・銀行員が見た「FIRE」を達成した3つのタイプ