仕事などを通して社会的に高い身分や地位を得ることを「出世」と言います。企業に勤める会社員の出世というと、一般的に役職やポジションが上がることですが、最近は起業して成功することを「出世」と捉える人もいます。時代とともに定義も変わりつつある「出世」は、英語でどのように表現すると良いのでしょうか。
正解は、“promotion”です。
例えば、「昇進(出世)おめでとう」は、“Congratulations on your promotion.”と表現します。
ほかにも、はしごを上っていくさまを模して、はしごという意味の単語“ladder”を用いた表現もあります。 「彼は出世コースを歩んでいる途中だ」を英語にすると、“He is on his way up the ladder.”となります。
なお、“promotion”には「出世」や「昇進」という意味のほかにも、「進級」や「宣伝」「何かの成長を促進させる」という意味があり、日本では「宣伝する」という意味でよく使われています。
「出世」と「昇進」の違い
「出世」と「昇進」は同じ意味で使われることが多いですが、実際の意味合いは異なります。
「昇進」は、企業の中で係長から課長に、部長から本部長になど、職位や地位が上がることを指します。しかし、「出世」の本来の意味は、読んで字のごとく「世に出ること」。企業という組織に囚われず、新規事業を起こして成功したり、その結果として地位が高くなったり有名になったりすることが、本来の「出世」の意味です。
そのため、社内で重要な役職に就いていなくても、自らの興味やアイデアで大きなプロジェクトを成功させて、一目置かれる存在になるなど、社会的に成功するという意味で使われています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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