「和地関」ってどこ?──国全体が世界遺産、カトリックの総本山

2021/08/13 06:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/-PICSz7fQ-m7498YceZP_Q.jpg
東京ディズニーランドよりも小さな国 カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂があります。イタリアの首都・ローマ市内にある世界最小の独立国家で、国全体が世界遺産に指定されている「和地関」とはどこの国でしょうか? 正解はバチカンです。 バチカンとは、教皇聖座とバチカン市国を併せた総称です。教皇聖座とは「カトリック教徒の

東京ディズニーランドよりも小さな国

カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂があります。イタリアの首都・ローマ市内にある世界最小の独立国家で、国全体が世界遺産に指定されている「和地関」とはどこの国でしょうか?

正解はバチカンです。

バチカンとは、教皇聖座とバチカン市国を併せた総称です。教皇聖座とは「カトリック教徒の総本山」「教皇の国」を意味し、宗教機関でありながら国としての側面をもっています。一方、「バチカン市国」とは、教皇聖座に居所を提供している領域としての国家を指します。

バチカン市国の総面積は約0.44㎢。東京ディズニーランドよりも少し小さいくらいです。イタリアからはビザなしで自由に出入りできますが、外国人観光客が入れる場所は、サン・ピエトロ大聖堂と広場、バチカン博物館周辺のみに限られています。

サン・ピエトロ大聖堂に隣接するシスティーナ礼拝堂は、教皇を選出するコンクラーヴェの会場としても知られています。ミケランジェロが描いた「最後の審判」「創世記」などの天井画、歴代の教皇が収集した美術品などが鑑賞できるバチカン博物館は人気の観光地です。バチカン博物館の入場料収入は、国の主な収入源になっています。

ローマ教皇も乗るトヨタの水素燃料電池車

バチカンの元首を務めるのは歴代のローマ教皇です。現ローマ教皇のフランシスコが来日した際には、来日記念オフィシャルグッズが発売され、売り切れが相次ぐ人気ぶりでした。

ローマ教皇のパレード用の専用車、通称「パパモビル」は、メルセデスベンツやフォード・モーターをはじめ、さまざまな自動車メーカが製造し、かつてはトヨタ <7203> のランドクルーザーも使用されていました。なお、同社は水素燃料電池車「MIRAI」をベースにした水素パパモビルを、2020年に寄贈しています。

そんなパパモビルも、EV(電動自動車)の時代に突入しそうです。自然環境を気にかけているフランシスコ教皇のため、2022年を目処にアメリカの新興EVメーカーのフィスカーが、SUVタイプのEV「オーシャン」をベースとした“EVパパモビル”を納車予定です。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
130万が400万に!過熱する「ロレックス投資」の注意点
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
電気代の「節約になっていない」NG行為5選
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
銀行員が見た「FIRE」を達成した3つのタイプ