上場企業など、一定の要件を満たしている企業は、会社法や金融商品取引法などの規定により、必ず行わなければならないのが「監査」です。
「監査」とは、企業の決算書の内容が正しいかそうでないかをチェックし、会計士が意見することを指します。英語では、どのように表現すれば良いのでしょうか。
正解は、“audit”です。「検査」や「精査」の意味を持つ“inspection”を使う場合もありますが、一般的には“audit”がよく使われています。
例えば、「この会社の監査結果は良好です」を英語にしたい場合は、“The results of the audit were good.”と表現します。
また、「監査役」は“auditor”、「内部監査」は“internal audit” や“internal investigation”、「外部監査」は“external audit”です。
「会社で内部監査が行われている」は、“There is an internal audit(またはinvestigation) going on at the company.”と、覚えておくと良いでしょう。
「内部監査」や「外部監査」がある
監査には主に、企業などの組織内部で実施する「内部監査」と、公認会計士など第三者の専門家が行う「外部監査」があります。大企業は会社法において、取締役の執行を監視する「監査役」の設置が義務付けられており、最近は経営者の指揮下に内部統制を監視する「内部監査人」を設置している企業も増えています。
監査には、株主や投資家、融資を受けている金融機関などのステークホルダーに対して、決算書の透明性を高め、企業としての信頼性を得るなどの目的があります。
監査を受けるために、経理担当者は請求書や注文書などの資料を速やかに提出できるよう用意しなければなりません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月6日公開記事)
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