商品やサービスの売り上げの対価として、代金を受け取る権利があるものの、まだ支払われていないものを「売掛金(うりかけきん)」と言います。
いわゆる“ツケ”を指す「売掛金」ですが、英語でどのように言えば良いのでしょうか。
正解は、“accounts receivable”です。
例えば、「あなたはその売掛金がいつ回収されるかわかりますか?」を英語で言う場合、“Do you know when the accounts receivables will be collected?”と表します。
一方、購入した商品やサービスの代金を後日支払う約束で取引し、まだ支払っていないものを「買掛金(かいかけきん)」と言います。英語では“accounts payable”です。
会計では「売掛金」を「AR(A/R)」、「買掛金」を「AP(A/P)」と略す場合もあるので、覚えておくと良いでしょう。
「売掛金」と「買掛金」の違いは?
「売掛金」の真逆の概念として、「買掛金」があります。売掛金が売り上げ代金を後日受け取ることができる権利であるのに対し、買掛金は仕入れ代金などを後で支払わなければならない義務のことを言います。
また、「買掛金」に似た勘定科目として「未払金」があります。「未払金」は、固定資産や消耗品・工具備品などの購入代金など、商品や材料の仕入以外で発生した未払い取引で、「買掛金」とは内容が異なるのが特徴です。
「売掛金」も「買掛金」も、取引は行われているのに、代金のやり取りがなされていないという点では同じで、このような取引を「掛取引」と言います。代金が支払われるかどうかわからない状態で、お互いの信用のもとに成り立っている取引のため、いずれも「信用取引」の一種です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月8日公開記事)
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