所得税控除や住民税控除、医療費控除など、納税額を減らすことができる「控除」。差し引かれるという意味の「控除」ですが、英語ではどのように表現すると良いのでしょうか。
正解は“deduction”です。“subsidy”という表現もあります。
例えば、「多くの税金が控除された」と英語で言う場合には、“A lot of taxes were deducted.”と言います。
また、「保険料控除」は“deduction for insurance premium”、「寄付金控除」は“deduction for donation”、「医療費控除」は“medical expenses deduction”です。
場合によっては「免除」や「免税」という意味の“exemption”が使われるケースもあり、「配偶者控除」は“exemption for spouse”と言います。
多くの種類がある所得控除
所得税法では所得控除の制度を設けています。これは、所得税を計算するときに、納税者の個人的な事情を加味しようとするためです。
所得控除には多くの種類があり、要件に当てはまる場合には、各種所得の金額の合計額から、所得控除の額の合計額が差し引かれ、所得税額は残りの金額を基礎として計算されます。ただし、申請は自分で行う必要があります。
主な所得控除の種類を紹介します。
・雑損控除
災害や盗難などの被害に遭った場合に一定額の控除を受けられます。
・医療費控除
1年間に支払った医療費が一定額以上の場合、医療費の額を基に計算される金額の所得控除を受けられます。
・生命保険料控除
生命保険料や介護医療保険料などを支払った場合、一定金額の所得控除を受けられます。
・基礎控除
すべての人が所得金額から差し引ける控除ですが、総所得金額が2,500万円以上になると控除額は0円になります。
ほかにも、配偶者控除や配偶者特別控除、扶養控除、地震保険料控除などさまざまな控除の種類があるため、確定申告時や年末調整前に、自身に当てはまるものがないか確認すると良いでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月9日公開記事)
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