日本でも副業ブームが起きていると言っていいだろう。中には少しびっくりするような仕事もある。たとえば結婚式の代理出席、話し相手、モーニングコール代行……。「そんなことがお金になるの?」と思うかもしれないが、ニーズがあればそれは「仕事」として成り立つのだ。
空き時間でこなせるユニークな副業が多数
副業でできる仕事は、本業の空き時間でこなせる仕事だ。そのため、自分にとって都合が良い時間帯にスポットでできる仕事であれば、何でも副業になり得る。冒頭紹介した3つの副業も、どれもスポットで取り組める仕事だ。
(1) 2万〜5万円ほどが相場──結婚式の代理出席
世の中には、さまざまな理由で結婚式の代理出席を誰かに頼みたいという人が少なからずいる。職場関係の人を招待しにくかったり、友人がほとんどいなかったりすると、新郎側もしくは新婦側とのバランスが悪くなってしまうことがあるからだ。
こうした悩みを解決しようと代理出席サービスを手掛けている企業があり、その企業に事前登録しておけば、スポットで結婚式に代理出席する仕事を受けることができるかもしれない。
とはいえ、誰でもこうしたことを副業にできるわけではない。結婚式というハレの場では失敗や粗相は許されないため、応募してきた人に対する審査は厳しく行われる。一方で報酬額は高めで、年代などによって1日2万〜5万円ほどが相場となっている。
(2) 専門スキルがある場合はたくさん稼げる──話し相手・相談相手
話し相手になるだけでお金をもらえるなんてありえない……と思うかもしれない。しかし実際に、こうした副業でお金を稼いでいる人達がいる。
ちょっと考えてみてほしい。身内や友達に関する悩みに関しては、自分に近い存在の人よりも自分から遠い存在の第三者の方が話しやすい。こうしたニーズがあるということは、話し相手や相談相手というのは立派な仕事になるわけだ。
ちなみにスキルマーケットサイト「ココナラ」での話し相手の報酬相場は、1分100〜200円ほどで、コーチングやマネー相談、離婚相談といった専門スキルがある場合、もっと高めの金額が設定されているケースが多い。
仮に1分150円で30分間、話し相手になった場合、4,500円が稼げる。サイトの利用手数料などは差し引かれるが、それでもかなり割がいい副業だ。
(3) ハードルは低いが報酬も低め──モーニングコール代行
スマホのアラーム機能があれば、モーニングコールは不必要だと思うかもしれない。しかし、アラームは簡単に止めることができ、二度寝、三度寝をしてしまうことも少なくない。
そこでニーズが生まれているのが、人によるモーニングコールサービスだ。専門にこうしたサービスを提供している企業によると、人が直接電話した方がしっかりと目が覚めるケースが多く、サービスとして成り立っているのだという。
モーニングコールを副業にするには、サービスを提供している会社にスタッフ登録するのが早道だ。ちなみにモーニングコールをする際に「今日も頑張ってください」などと声掛けすることも、業務の一部となっていることが多い。
ただし、割とハードルが低めの副業であることもあり、報酬は低めだ。1回50〜100円程度が相場で、例えば早朝時間帯に5件をこなしても、250〜500円程度にしかならない。
一度、情報を探してみては?
このほかにも、クロスワードを作る副業やお遍路を代行する副業などもあり、副業の世界は実に深い。ココナラを始めとしたお仕事マッチングサイトなどを開くと、こうしたユニークな副業と出会いやすい。やるやらないは別として、一度、情報を探してみては?
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
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