電気といえば、東京電力や関西電力など各地域の電力会社だけが販売しており、消費者が電気をどの会社から買うかは選べませんでしたが、2016年に自由化され、自由に電力会社を選べるようになりました。
自由化以降、大手電力会社以外の電力会社のことを新電力と呼ぶようになりました。電力会社を乗り換えるだけで節約になるかもしれません。
電力会社を乗り換える2つのメリット
電力会社乗り換えのメリットは以下の2つです。
・時間帯別の料金プランなどをライフスタイルに合わせて選べる
・省エネ診断、セット割などがある
まず、自分のライフスタイルに合わせて時間帯別の電気料金メニューを選ぶと無駄な電気代を抑えることができます。
ある企業の調査では、日中は不在で夜間に集中して電気を使う場合、現在の月の使用量610kwで月額1万3,000円とすると、新電力会社の時間帯別料金メニューで年間約4,680円の節約になるという結果が出ています。
会社によっては、時間帯別の料金メニューで料金単価が時間帯や平日休日、季節などで違うものもありますよ。
またポイントサービスや家庭の省エネ診断サービス、電気やガスとのセット割などの新しいサービスを選ぶことができる会社もあります。スマホのキャリアと提携しているサービスもあるので、チェックしてみるといいでしょう。
電力会社の乗り換え手順は? 簡単2ステップ
電力会社の乗り換えはどうすればいいのでしょうか。手順は大まかに分けると次の3段階です。
⑴切り替え先の電力会社へ申し込む
電気会社のサービス窓口や電話、webサイトなどから切り替えを申し込みます。
電力会社の切り替えに必要な事項は以下の通りですので、予め用意しておきましょう。
・現在の電力会社名
・現在の電力会社のお客様番号
・供給地点特定番号
・切り替え希望日
より適切な料金メニューを選択する際には、上記の必要事項に加えて、本人確認書類が必要になることもあります。
現在契約している地域の電力会社への解約手続きは、消費者の同意があれば切り替え先の電力会社に任せられます。
⑵スマートメーターへの交換
電力メーターからスマートメーターへの交換が必要です。スマートメーターは、通信機能で電力の使用量のデータなどを送信できるもので、これがあれば検針業務が不要になります。切り替え先の電力会社へ申し込んだ後、現在契約している地域の電力会社より交換作業工事の予定日の連絡がきます。
切り替え先の電力会社への申し込みとスマートメーターの設置が完了すれば、切り替え先の電力会社から電気が供給されます。
新電力会社に乗り換えを検討してみては
電力の小売全面自由化により、消費者が自由に電力会社を選べるようになりました。自分のライフプランに合わせて新電力会社やプランを選べば、今よりもお得に電気を使えるかもしれません。節約して使っているのに電気だが高いなぁと思っている人は、新電力会社への乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月9日公開記事)
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