ドコモ利用分10%還元!「dカード GOLD」の魅力──保険、ポイント二重取りの方法も【解説】

2021/09/26 18:10

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/6L5pTbsSRhOPDoPYtsPxpg.jpg
ドコモ発行の「dカード GOLD」は年会費1万1000円、携帯料金が10%還元となるドコモユーザーにとってメリットの大きなカードだ。クレジット利用で貯まるポイントはdポイントなので、dポイント加盟店や「d払い」で獲得するポイントと合わせた“ポイント多重取り”も容易となる。 dポイントが貯まるドコモのクレジットカード 「

ドコモ発行の「dカード GOLD」は年会費1万1000円、携帯料金が10%還元となるドコモユーザーにとってメリットの大きなカードだ。クレジット利用で貯まるポイントはdポイントなので、dポイント加盟店や「d払い」で獲得するポイントと合わせた“ポイント多重取り”も容易となる。

dポイントが貯まるドコモのクレジットカード

「dカード GOLD」の年会費は1万1000円(税込)、VISAとMasterCardから国際ブランドを選べる。

クレジット利用でドコモの共通ポイント「dポイント」が貯まる仕組みで、クレジット払い100円(税込)につき1ポイント(1円相当)が付与。ポイント還元率に換算すると1%となる。ポイントの有効期限は付与から4年だ。

電子マネーへのチャージ分はポイント対象外だが、スマホ決済「d払い」と、カードに搭載された後払い式電子マネー「iD」の利用分にはポイントが付与される。また、公共料金の支払いもポイント付与対象となる。

貯めたdポイントは、ドコモの携帯料金、ドコモ商品の購入、ドコモ運営のネットショップ、街なかやネットのdポイント加盟店で1ポイント→1円として支払いに使える。

さらに、スマホ決済「d払い」経由での実店舗・ネット店舗での支払い、電子マネー「iD」へのキャッシュバック、「dカード プリペイド」へのチャージ、iPhoneやAndroidで使えるギフトカードの購入、JALマイルへの交換、オリジナルグッズへの交換などにも利用可能だ。

ドコモ料金はポイント10倍=10%還元

ポイント還元率1%というのは一般カードの「dカード」も同じだが、そちらと異なるのは「dカード GOLD」では、毎月のドコモ携帯料金やドコモ光の利用料金について、1000円(税別)につき通常の10倍にあたる100ポイント(100円相当)が付与されるという点だ。

また、「DAZN for docomo」「ひかりTV for docomo」「dマガジン」など、ドコモの月額サービスの一部でも同様のポイントアップが適用される。

これはドコモユーザーにとっては大きなメリットとなるだろう。ただし、料金プラン「ahamo」を利用している場合はドコモ光料金のみポイント10倍が適用される。

10%還元の適用はカードごとに登録した1回線のみだが、家族カードを作るとそこにも1回線を登録して10%還元を受けられるので、家族もドコモ携帯を利用しているなら、家族カードを作ってポイントアップの適用を受けたい。

家族カードは1枚目年会費無料、2枚目から1100円(税込)の年会費が必要となるが、ほとんどのケースで家族カードを作りドコモ回線を登録して10%還元を受けたほうが年会費以上にお得となるはずだ。

そうしたポイントアップのほか、定期契約のない「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」において、利用料金の支払い方法を「dカード GOLD」(家族カードを含む)に設定していると、2年定期契約と同じ月額料金に割引されるという特典も適用される。

「ギガライト」のステップ4(7ギガまで)でいうと、定期契約なしの料金6765円(税込)が定期契約ありの料金6578円(税込)まで安くなって大変お得だ。

ドコモ携帯の紛失・修理不能時の再購入代金を補償

そのほかドコモならではの特典として、携帯電話の紛失や修理不能(水濡れ・全損)などに伴う携帯電話の再購入に対し、最大10万円分補償される「ケータイ補償」が付帯する。この補償は家族カード会員にも適用される。

主な適用条件は、紛失・修理不能となった端末が購入から3年以内であること、新しく購入する端末は同一機種・同一カラーであること、新端末を「dカード GOLD」で購入すること、の3点。新端末の購入金額や事務手数料などを含め、最大10万円がカード利用代金の請求額から減額される形でキャッシュバックされる。

これはドコモ携帯のユーザーにとってメリットの大きな特典といっていいだろう。なお、「dカード」にも同種の補償が付帯するが、そちらは補償期間が購入後1年間、補償額は最大1万円となっている。

年会費相当額以上のクーポンをプレゼント

「dカード GOLD年間ご利用額特典」として、前年のカード利用額合計が100万円(税込)以上で1万1000円相当のクーポンを、200万円(税込)以上なら2万2000円相当のクーポンがプレゼントされる。普通にカードを使っていれば年間100万円以上の利用は容易なので、年会費以上のクーポンがほぼ確実に手に入ると考えてよい。

携帯端末の新規購入・機種変更に使えるクーポンのほか、ドコモ運営のネットショップやメルカリで使えるクーポンから選べるので、使い道に困ることはまずないだろう。

海外・国内旅行傷害保険やショッピング保険などが充実

「dカード GOLD」はドコモユーザーにお得なサービスのほか、一般的なゴールドカードに共通する保険や特典も備えている。まず保険から紹介しよう。

最大1億円補償・家族特約付きの海外旅行傷害保険

本会員と家族カード会員に適用される海外旅行傷害保険では、海外旅行中のケガによる死亡・障害、ケガや病気の治療費用、賠償責任を負った際の補償、携行品の損害、救援者にかかる費用などが補償される。そのうちケガによる死亡は1億円、ケガによる障害は最大1億円、ケガや病気の治療費用は300万円の補償額となっている。

この保険は「dカード GOLD」で旅行代金を支払っていない場合でも適用されるので、ほかのカードで旅行代金を支払った場合、両方のカードの保険が適用される。ただし、「dカード GOLD」による旅行代金支払いがない場合、ケガによる死亡は5000万円、ケガによる障がいは最大5000万円と補償額は減額される。

この保険のメリットとして家族特約についても触れておこう。これは家族カードを持たない家族(配偶者・19歳未満の同居親族・別居する19歳未満で未婚の子)にも保険が適用されるというもの。補償額は最高1000万円と本会員より低く設定されているが、家族旅行の機会が多いならメリットは大きい。

最大5000万円補償の国内旅行傷害保険

国内旅行傷害保険は旅行代金をカード払いした場合にのみ保険が適用。家族カード会員にも適用されるが、海外旅行傷害保険のような家族特約は付帯しない。

国内旅行中のケガによる死亡は1億円、ケガによる障がいは最大5000万円の補償となる。そのほか、入院保険金として日額5000円、通院保険金として日額3000円、手術給付金として入院保険金日額の5倍または10倍が補償される。

航空便の遅延・欠航などを補償する航空便遅延費用特約

海外・国内で利用する航空便の遅延や欠航、預けた手荷物の遅延・紛失により生じてしまった諸費用を、海外最大3万円、国内最大2万円補償する特約が各旅行傷害保険に含まれている。

お買物あんしん保険(ショッピング保険)

カード購入した商品が偶然の事故で損害をこうむった場合、購入日から90日間、年間最大300万円まで補償される。

以上に紹介した各種保険は年会費1万1000円のゴールドカードの保険としては十分な内容といっていいだろう。

ゴールドカードの各種サービス

「dカード GOLD」にはそのほか旅行などに便利なサービスが付帯する。次にそれらを紹介しよう。

空港ラウンジサービス

「dカード GOLD」では、国内主要32空港とハワイ・ホノルル「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の空港ラウンジを無料で利用できる。

海外レンタカー優待サービス

ハーツレンタカーの事前予約割引料金が、アメリカ(ハワイを含む・グアムは除く)・カナダ・オーストラリアおよびニュージーランドではさらに10%オフになる。その他の国・地域でも優待料金が用意される。

VJデスク(旅のサポート)

世界各地のデスクにて、日本語スタッフが各種案内・手配、予約代行、緊急時対応などを提供する。

dカードゴールドデスク

「dカード GOLD」会員専用の問い合わせ窓口として、付帯サービスの受付およびその他の問い合わせに対応する。

「dカード GOLD」活用法――dポイントの多重取りを狙う

「dカード GOLD」のお得な使い方としてdポイントの多重取りも紹介しておきたい。多重取りとは、カードで獲得するクレジット利用ポイントのほかに、ポイントを同時に獲得すること。ここでそのいくかのパターンを紹介しよう。なお、これについては「dカード」でも同じ形で多重取り可能だ。

dポイント加盟店でのポイント二重取り

「dカード GOLD」にはdポイントカードとしての機能もあり、dポイント加盟店では提示によりポイントが貯まる。そこでクレジット払いをするとクレジット利用ポイントとの二重取りとなり、たとえばモスバーガーではdカード提示ポイントとして100円(税込)につき1ポイントが付与、クレジット払い100円(税込)につき1ポイントが付与されて計2%還元となる。

dカード特約店でポイントアップ

dカード特約店では、通常のクレジット利用ポイントのほか、特約店ポイントとして0.5%分以上のポイントが加算される。また一部、割引が適用される店舗もある。マツモトキヨシを例に挙げると、クレジット利用ポイント1%+dカード提示ポイント1%+特約店ポイント2%と、計4%分のdポイントが付与されることになる。

d払いでポイント多重取り

スマホ決済「d払い」で支払うと0.5%分のdポイントが付与されるため、決済カードを「dカード GOLD」にすればポイント二重取りとなり、「d払い」では常時1.5%還元となる。なお、「d払い」はネットで利用すると1%分のdポイントが付与され、二重取りにより常時2%還元となる。

dポイント加盟店で「d払い」を利用すると三重取りも可能で、たとえばファミリーマートではクレジット利用ポイント1%+dカード提示ポイント0.5%+d払いポイント0.5%で、計2%還元となる。

ただし、dポイント加盟店とdカード特約店を兼ねている店舗では、「d払い」でなくクレジット払いのほうでポイント獲得数が多いこともある。マツモトキヨシを例にとると、「d払い」ではクレジット利用ポイント1%+dカード提示ポイント1%+d払いポイント0.5%で計2.5%還元にとどまるところ、クレジット払いでは先の計算のとおり計4%還元となる。

ネットショッピングでのポイントアップ

毎週金・土曜日に対象サイトで2%分のポイントアップが適用される「毎週おトクなd曜日」や、代表的なネットショップの利用時に1.5倍~10.5倍のポイントを獲得できるポイントサイト「dカード ポイントUPモール」が提供されている。ネットショッピング時にこれらを利用するとさらに多くのdポイントを獲得可能だ。

「dカード GOLD」はドコモユーザーなら文句なしにお得なカード

「dカード GOLD」はドコモ関連の特典・サービスを除けば、年会費1万円前後のゴールドカードとしては平均的な内容といえる。そのためドコモユーザー以外の人にとっては他社ゴールドカードも併せて検討対象となるだろう。

一方、ドコモユーザーにとってはここで紹介したように大変メリットの多いカードであるのは間違いない。ゴールドカードの取得を考えているなら第一に検討すべき候補だ。

2021年現在、旅行の機会が減った人も多く、カード選びにおいてゴールドカードの旅行関連サービスを重視しないケースもあるだろう。その点、ドコモユーザーにとって旅行以外のメリットを多く提供してくれる「dカード GOLD」は、この状況にあってなおバリューに富んだ1枚となっている。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・dカードWebサイトより

(2021年8月10日公開記事)

【関連記事】
130万が400万に!過熱する「ロレックス投資」の注意点
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
電気代の「節約になっていない」NG行為5選
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
銀行員が見た「FIRE」を達成した3つのタイプ