コロナ禍で外出、特に遠出がはばかられる今、現地に行かなくても神社やお寺を参拝できる「バーチャル参拝」が話題を呼んでいる。果たして金運上昇などのご利益は期待できるのか?日本各地のバーチャル参拝ができる神社とお寺を見ていこう。
愛宕神社 境内の写真を見ながら参拝
商売繁昌や縁結びのご利益があるとされる愛宕神社(東京都港区)では、境内の写真を見ながら参拝できる。大鳥居をくぐるところから参拝するところまで、一連の流れをイメージした11枚の写真が掲載されており、実際に境内を回っているような感覚が味わえるかもしれない。無料でおみくじを引くことも可能だ。
https://www.atago-jinja.com/virtual/
東大寺 3Dバーチャル参拝
世界遺産の東大寺(奈良県奈良市)では3Dバーチャル参拝ができ、大仏殿の中に入れるだけでなく、広大な境内のあらゆるスポットを見学できる。こちらでは、昼と夜の切り替えができたり、鹿がくつろいでいる姿を見られたりと、参拝だけではなくちょっとした観光気分も味わえそうだ。
http://www.todaiji.or.jp/virtual/3dpvr/todaiji.html
平等寺 本堂を24時間ライブ配信
四国八十八ヶ所霊場の第二十二番札所にあたる平等寺(徳島県阿南市)では、何らかの理由で参拝できない方のために、本堂を24時間ライブ配信している。時間にもよるが、自然豊かな場所にあるこのお寺からは、鳥のさえずりやかえるの合唱が聞こえるかもしれない。供養・祈願も無料で申し込み可能だ。
バーチャル参拝は賛否両論?
バーチャル参拝に対しては、「大切なのは祈る気持ち」というポジティブな意見がある一方で、「参拝の原則は実際に拝観すること」として疑問視する声があるのも事実だ。
ただ、遠く離れた場所から神仏などを拝む「遥拝」(ようはい)は古くから行われており、インターネットを利用したバーチャル参拝は、遥拝の現代版とも言われている。時代の流れとともに、今後このような参拝ができるお寺や神社が増える可能性もあるだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月11日公開記事)
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