雇用や消費など、経済のあらゆる事柄に深く関連しているのが「雇用統計」です。これから投資を始めようとしている人はぜひ知っておきたい言葉ですが、「雇用統計」とは英語でどのように表現すれば良いのでしょうか。
正解は、“Employment Statistics”です。
たとえば、「次回の雇用統計の結果はどうなると思いますか?」と英語で言う場合は、“How do think the results of the next employment statistics will turn out?”と言います。
世界各国で発表されている雇用統計の中でも、特に注目されているのがアメリカの雇用統計です。英語では“Current Employment Statistics”で、略して“CES”と言います。
CESはアメリカの労働省が毎月第1金曜日に発表する、米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標です。全米の企業や政府機関などに対してサンプル調査をし、失業率や就業者数、週労働時間、平均時給など10数項目の数字が発表されます。
日本の調査には報告義務がある
世界の株式市場や外国為替市場などを大きく揺るがすCES。アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)も、CESを注視して重要な政策金利を決めています。利上げをする、しないというFRBの政策金利の決定は、株式、為替、債券など世界のマーケットに影響を及ぼすため、日本でも注目されています。
日本でも同様の調査が行われており、総務省が月次に発表する労働力調査や、厚生労働省が公表する一般職業紹介状況などの雇用関係統計がこれにあたります。
日本の労働力調査は、全国の世帯の中から一部の世帯を無作為に選んで毎月調査が行われます。選ばれた世帯に調査員が訪問し、調査票を配布・回収するほか、インターネットでの回答も可能です。
調査対象に選ばれた場合は、統計法によって調査に協力しなければならない義務があります。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月12日公開記事)
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