経営者やビジネスパーソンだけでなく、テレビに出演するタレントや芸能人までクチにする「コンプライアンス」。「コンプラ」と約され、耳にしない日はないほど重要な、考え方であり姿勢です。
日本語では「法令遵守」と説明される「コンプライアンス」ですが、どんな意味か正確に説明できますか?
「法律を守ること」だけを指すのではない
「コンプライアンス」とは、法律をはじめ社会的なルール、会社内でのルールなど幅広い規則を守るという意味です。「法令遵守」と訳されるため、「法律を守ること」と思われがちですが、決してそれにとどまりません。法律に限らず様々な社会のルールや要請に従うことも含まれます。
英語の“compliance”は、「(要求・命令などに)従う」という意味です。これは「守る、応える」という意味の“comply”から派生したもので、法律やルールを守るだけでなく、「人々の要望に応える」という意味も含まれています。
パワハラ、セクハラなどもコンプライアンス違反の一つ
権力ある立場の人がそうでない人に対して圧力をかけたり、不当な扱いをしたりする「パワハラ」(パワーハラスメント)や、お酒が飲めない人に対して飲み会でお酒を飲むよう強要する「アルハラ」(アルコールハラスメント)なども、コンプライアンスに反しています。
こうしたコンプライアンス違反により、企業の信用は失われます。法令や社内規則を守るほか、モラルを守ることもコンプライアンスの重要なポイントと覚えておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月14日公開記事)
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