100円ショップの商品という時点ですでにお得感があるが、その100円ショップの商品を50％オフ、さらには90％オフで購入する方法がある。つまり100円の商品を10円で買えるということで、節約好きの人には至福だろう。ある女性が語るその方法とは？

40代前半の兼業主婦、ある日キャンドゥを訪れたら……

その女性は40代前半の兼業主婦。地方都市に住んでおり、日頃からよく100円ショップを利用していた。いつも閉店間際のスーパーで割引品を狙っている女性なのだが、100円ショップの商品は元から安いため、普段割引が行われなくても十分に満足していた。

そしてある日、よく行く商業施設の中のキャンドゥ <2698> を何気なく訪れたら、30％オフのセールをやっていた。「普段は割引セールをしないのになぜ？」と思ったのだが、貼り紙を見てすぐその理由が分かった。閉店が近かったのだ。

食品などは割引になっていなかったが、20％オフということで、その女性はいつもより多めに買い物をした。

30％オフ、50％オフ、最後はなんと90％オフに

100円の商品を70円で購入でき、FacebookやTwitterで自慢げにそのことを投稿した女性だが、後日、さらに彼女を驚かせることが……。再びキャンドゥを訪れると、30％オフどころではなく、50％オフで商品が販売されていたのだ。

そのときはまだ肌寒い季節だったが、あまりのお得さに、すぐには必要がない夏用のレジャー商品なども爆買いした彼女。しかし、この日の爆買いを後日、とてつもなく後悔することになった。閉店のおよそ1週間前、なんと90％オフのセールが始まったのだ。

恐らく店側としては、残った在庫を梱包して他店舗に輸送するコストがかかるくらいなら、閉店前にすべて売り切ってしまおうという算段だったのではないだろうか。

別な店舗の閉店セールでも割引販売されていた

この出来事に味を占めた女性。次のチャンスを狙っていたところ、別な大型商業施設が取り壊しになる情報を知り、その商業施設にはキャンドゥがテナントとして入っていることに気付いた。

そして閉店が近づいてから来店すると、予想通り割引セールが始まっていた。最初は30％オフ、そして50％オフとなったが、この店舗では50％オフが限界だった。残念ではあったが、女性は「情報を集めていればいつか再び90％オフに出合えるはず」と語った。

ダイソーやセリアでも閉店セールがある

実はこうした閉店セールは、キャンドゥだけではなく、ダイソーやセリア <2782> でも行われていることがある。「よりどり4つで100円」「店内全品70円」といった具合だ。キャンドゥと同じように、店舗によって割引率は異なるようだ。

もしあなたも、ただでさえお得な百均の商品をさらに安く購入したいなら、百均の閉店情報にアンテナを立てておくようにしてはいかがだろうか。ちなみにインターネットでは、店舗の開店・閉店情報をまとめて紹介しているサイトもある。うまく利用できそうだ。

文・岡本一道（経済ジャーナリスト）
編集・dメニューマネー編集部
画像・Tomoharu Works / stock.adobe.com（画像はイメージ）

(2021年8月12日公開記事）

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