「伯列面」ってどこ?──グリム童話にも登場、動物達が憧れ目指した街

2021/09/26 15:40

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触ると幸せに?音楽隊のロバの足 飼い主に見放された動物達がこの町の音楽隊に入ろうと出かけるグリム童話の名作があります。「伯列面」とはドイツのどこの都市でしょうか? 正解はブレーメンです。 ブレーメンは、中世の後期にバルト海沿岸地域の貿易を独占して栄えた都市です。ヨーロッパ北部の経済圏を支配したハンザ同盟の中心都市でもあ

触ると幸せに?音楽隊のロバの足

飼い主に見放された動物達がこの町の音楽隊に入ろうと出かけるグリム童話の名作があります。「伯列面」とはドイツのどこの都市でしょうか?

正解はブレーメンです。

ブレーメンは、中世の後期にバルト海沿岸地域の貿易を独占して栄えた都市です。ヨーロッパ北部の経済圏を支配したハンザ同盟の中心都市でもありました。現在も“自由ハンザ都市ブレーメン”と呼ばれ、昔と変わらぬ活気にあふれています。

ブレーメンは、フランクフルト近郊にあるハーナウから、北へ約600km続くメルヘン街道の終着点です。メルヘン街道とは、グリム兄弟とその童話にゆかりのある地を結んだ観光街道のこと。ちなみに、グリム童話『ブレーメンの音楽隊』に登場する動物達は、結局ブレーメンにたどり着いていません。しかし、市庁舎の西側にはブロンズで造られたブレーメンの音楽隊の像があります。1番下にいるロバの足には、「触ると幸運に恵まれる」という逸話もあるそう。幸せにあやかろうと、多くの人が触るため、ロバの両足はピカピカに光っています。

市庁舎の前にある広場には、ブレーメンの街の象徴であるローラント像もあります。1404年に立てられたこの像は、ブレーメン市庁舎とあわせて、2004年に世界文化遺産に登録されました。

北西ドイツのハイテク拠点

ブレーメンは産業・学術・政府を中心として、地域の中で技術者を育成する環境が整っています。州政府は大学や研究所の協力を得て、ブレーメンの研究および技術開発のインフラを整備しました。その結果、ブレーメンは北西ドイツにおける重要なハイテク拠点として成長しました。自動車生産から宇宙・航空産業、電子産業、食品・嗜好品企業まで、さまざまな分野の企業がブレーメンに拠点を持っています。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年8月17日公開記事)

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