ロシアとヨーロッパの文化が混じる街
プーチン大統領やメドヴェージェフ元首相の出身地です。街全体が世界遺産として認定されたロシア第2の都市「聖彼得堡」とはロシアのどこの都市でしょうか?
正解はサンクトペテルブルクです。
サンクトペテルブルクは1703年にピョートル大帝によって作られた都市です。建都以来、ヨーロッパへの窓口として、ロシアとヨーロッパをつないできました。古くから行政・経済・学術文化の中心地で、ロシア初の記念碑や公立の博物館が開かれた文化の都としても知られています。
市内にある博物館や美術館の数はなんと250以上。特に有名なのは、世界3大美術館の一つにも数えられるエルミタージュ美術館です。
また、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムはロシア最大級の経済イベントです。毎年ウラジーミル・プーチン大統領の出席が恒例で、世界各国からも政治・経済界の首脳や要人が集います。
人気の観光スポットには、クラシック・バレエの名作「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」の初演が行われたマリインスキー劇場や、18世紀のロシア帝国の華麗な繁栄を色濃く残した世界遺産、エカテリーナ宮殿などがあります。
市内には、「カラマーゾフの兄弟」で知られるドストエフスキーをはじめ、ロシアを代表する文豪たちの旧居も保存されています。
大手エネルギー会社が本社移転を決定
2021年6月25日、ロシア国有ガス会社のガスプロムは、本社を首都モスクワからサンクトペテルブルクに移転することを決めました。同社は世界最大級のエネルギー会社です。移転の背景には、モスクワへ経済が集中することの是正や、大企業の移転を経済成長の足掛かりとしたいサンクトペテルブルク市の思惑があったようです。
同市では、ガスプロム社の本社移転による税収拡大や、雇用創出といった経済効果に期待が高まっています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月19日公開記事)
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