どんな意味?「コンセンサス」──【ビジネス・カタカナ用語】

2021/09/27 13:10

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会議や営業活動の中でよく用いられる「コンセンサス」という言葉。登場する頻度は高く、何気なく使っているものの、どんな意味か正確に説明できるでしょうか? 全員、または複数人の意見が一致していること 「コンセンサス」とは、合意するという意味です。会議などでコミュニケーションを取り合い、何らかのテーマについてお互いに承認するこ

会議や営業活動の中でよく用いられる「コンセンサス」という言葉。登場する頻度は高く、何気なく使っているものの、どんな意味か正確に説明できるでしょうか?

全員、または複数人の意見が一致していること

「コンセンサス」とは、合意するという意味です。会議などでコミュニケーションを取り合い、何らかのテーマについてお互いに承認することを指します。

英語の“consensus”は、「意見の一致」「合意」という意味で、日本語では「新しいプロジェクトについて、社内のコンセンサスを得た」などという使い方がされています。

会議の進め方の一つとして「コンセンサス方式」と呼ばれる採択方法があります。これは誰一人反対の意思がなく、全会一致で合意し、結論を出すという方法です。

コンセンサス方式は企業内の会議だけでなく、国連安保理や国連総会など、国際的な議論の場でも採用されています。反対票・賛成票の数ではなく「全員の意見が一致しているかどうか」が注視されます。

また、「コンセンサス」には「合意する」という意味のほか、「根回し」という意味が含まれていることも覚えておきましょう。

「合意」と「根回し」、状況によって使い分けよう

「合意を得る」と「根回し」の二つの意味を持つ「コンセンサス」。「根回し」はネガティブな意味ではなく、最終的に合意を得るために根回しをすることを、「コンセンサスを取る」「コンセンサスを図る」と言います。

例えば、「まず、課長にコンセンサスを取って」と言われた場合は、課長の同意を得ることで物事がスムーズに運ぶように、根回しをしておいてほしい、という意味になります。一方、「会議でコンセンサスを得た」という表現を用いる場合は、会議の中で全員が同意したという意味です。

二つの意味を正しく使い分け、社員間のスムーズなコミュニケーションを図りましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年8月15日公開記事)

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