どんな意味?「ダイバーシティー」──【ビジネス・カタカナ用語】

2021/09/27 13:40

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政府が推進する「働き方改革」にも大きく関連するのが、「ダイバーシティー」という言葉です。「ダイバーシティ」と表記されることもあります。 日本語では「多様性」と訳される「ダイバーシティー」ですが、どんな意味か正確に説明できますか? 多様な人材を登用し、多様な働き方を受け入れる考え方 「ダイバーシティー」とは、国や年齢、性

政府が推進する「働き方改革」にも大きく関連するのが、「ダイバーシティー」という言葉です。「ダイバーシティ」と表記されることもあります。

日本語では「多様性」と訳される「ダイバーシティー」ですが、どんな意味か正確に説明できますか?

多様な人材を登用し、多様な働き方を受け入れる考え方

「ダイバーシティー」とは、国や年齢、性別などの属性にこだわらず、さまざまな人材を活用し、多様な働き方を受け入れていこうという意味です。

英語の“diversity”は、「多様性」「雑多」などの意味があります。

もともとはアメリカの企業で、女性や多様な人種の積極的な採用や差別のない処遇を目指して広まった考え方です。少子高齢化が進む日本においても、誰もが生きがいを感じて、能力を発揮できる社会を作るべきという考え方から、総務省を中心にダイバーシティーが推進されています。

具体的には、障がいを持つ人や、これまで結婚や出産後にキャリアを諦めることが多かった女性、中小企業の従業員などに対し、勤務時間や勤務場所などを改め、誰もがその実力を活躍できる場を提供する取り組みなどが挙げられます。

「ダイバーシティー&インクルージョン」とは?

「ダイバーシティー」とセットで使われることが多いのが、「インクルージョン」です。

英語の“inclusion”には「受容」という意味があり、「ダイバーシティー&インクルージョン」は「多種多様な人がお互いを受け入れながら共存していく」という考え方を指します。

国籍や年齢、性別、障がいの有無を問わず、さまざまな人が社会で活躍する中で、お互いを認め合い、それぞれが能力を最大限に発揮できる環境作りが、今世界中で求められています。

日本でも大企業を中心に、ダイバーシティー推進に積極的な企業は増えていますが、まだまだ定着しているとは言えない状況です。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年8月18日公開記事)

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