夏休みに見たい「お金の映画」4選 ブラピ、ユアン・マクレガー出演作など【邦画・洋画】

2021/08/14 11:00

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2021年の夏はコロナ禍で外出や帰省がしづらいだろう。自宅で過ごす時間、せっかくなら楽しみながら「お金」に詳しくなってみてはいかがだろうか。マネー、経済、投資について学べる映画4作を紹介しよう。 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」──ブラピ、R・ゴズリングら出演の名作 お金や投資に関係する映画というと、まず挙げられる

2021年の夏はコロナ禍で外出や帰省がしづらいだろう。自宅で過ごす時間、せっかくなら楽しみながら「お金」に詳しくなってみてはいかがだろうか。マネー、経済、投資について学べる映画4作を紹介しよう。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」──ブラピ、R・ゴズリングら出演の名作

お金や投資に関係する映画というと、まず挙げられるのが、この「マネー・ショート」だろう。というのも、リーマンショック、サブプライムローン問題という、今なお多くの投資家の記憶に新しい題材を扱った名作だからだ。

住宅価格が上昇し、ローン債券を多くの投資家たちが買い漁る中で、元神経科医で投資会社を経営するマイケル・バーリ(クリスチャン・ベイル)ら4人は、「サブプライムローンが破たんする」と予測。逆張りの彼らがサブプライム住宅ローン起きる中で、巨額の利益をあげた方法とは──。

4人のトレーダーたちのデータに基づいた先見の目と野生の勘は、お金を稼ぎたいと思っている投資家には、ヒントになるところがありそうだ。俳優陣もクリスチャン・ベイル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットらと豪華。

2015年作品/米国
監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベイル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットほか。

https://video.dmkt-sp.jp/ti/10014776/

「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」──アカデミー受賞のドキュメンタリー

2008年、アメリカで発生したリーマンショックがなぜ引き起こされたのかに迫る本作。その後の世界的な景気後退をもたらした未曾有の危機だけに、ロケはアメリカだけでなく、アイスランド、フランス、中国、イギリスなど各地で行われている。

世界各地で、専門家や政治家に話を聞き、インタビューを中心に構成されたドキュメンタリーだが、登場するのは、ポール・ボルカー(元FRB議長)、ジョージ・ソロス(投資家)、クリスティーヌ・ラガルド(元IMF理事)らビッグネームばかりだ。第83回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。

専門家たちの証言録でもあるがゆえ、内容はちょっと難しいが、米国経済が衰退した原因も分かりやすく解説されている。「リーマンショック」がなぜ起こったのかということを意識すれば、映画の中身が理解しやすいかもしれない。

2010年作品/米国
監督:チャールズ・ファーガソン
ナレーション:マット・デイモン

https://www.sonypictures.jp/he/930643

「ハゲタカ」──経済用語に詳しくなくても楽しめて勉強になる

かつて外資系投資ファンドを率いて瀕死の日本企業を次々と買い叩きながらも、日本のマーケットに絶望した主人公・鷲津政彦(大森南朋)。海外生活を送っていた彼の元へ、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を、中国系巨大ファンドによる買収危機から救って欲しいと、かつての盟友(柴田恭兵)が頼みに訪れる。

依頼内容はアカマ自動車の買収阻止。やむなく依頼を引き受けた鷲津が向かったのはアメリカ。鷲津の前にあらわれたのは中国の巨大資本がバックについた残留日本孤児の劉(玉山鉄二)。お互いに相手の出方をうかがいながら、買収攻防へと発展する……。

ハゲタカとは、主に日本企業に投資する外国のバイアウトファンドのことをいう。その会社の株式などが安くなっているタイミングに買いたたき、企業経営に関わって企業価値を高めた後に売却することを繰り返す。買われる日本企業側にしてみれば、その利益を求める貪欲な姿勢がハゲタカのように見えるということだろう。外国勢・外国投資家を敵対する発想も影響しているのかもしれない。

経済的な用語が多く出るものの、経済用語に詳しくない人でも何をしているのか理解しやすい。

原作は真山仁による経済小説。NHKで放映されたドラマが人気を集めたため、続編として映画化された。

2009年作品/日本
監督:大友啓史
出演:大森南朋、玉山鉄二、栗山千明、松田龍平、柴田恭兵ほか

https://video.dmkt-sp.jp/ti/10008055/

「マネートレーダー 銀行崩壊」──ユアン・マクレガー演じる一人のトレーダーが銀行を潰すまで

1995年に破たんしたイギリスの投資銀行・ベアリング銀行の事件を描いている。主人公は、同行のトレーダー、ニック・リーソン。彼の手記が原作だ。

主人公であるニック・リーソン(ユアン・マクレガー)は、普通の銀行としての人生を送るはずだったが、ある時にインドネシアのジャカルタ支店に赴任したことで人生を変えることに。裏でトレーダーとして、活動するもののうまくいかず、架空取引口座を秘密裏に作って損失をごまかすことにするが、ごまかし続けられるわけはなく……。

たった一人のトレーダーが犯した過ちが、投資銀行を破たんさせるに至ったとは、あらためて考えても驚きだ。

本作の2年前に公開された映画「トレインスポッティング」公開で一気に世界的なスターとなったマクレガーが熱演している。また原作の手記は邦訳も刊行されている(『私がベアリング銀具をつぶした』新潮社)。

1999年作品/英国
監督:ジェームズ・ディアデン
出演:ユアン・マクレガー ほか

https://www.amazon.co.jp/dp/B00005HSGV

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・(C) MMXV Paramount Pictures Corporation and Regency Entertainment (USA),Inc.All Rights Reserved.

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