「ポケモンGO」や「あつまれ どうぶつの森」などのゲームが、世界中で大人気の任天堂 <7974> 。日本を代表するトップ企業である任天堂が創業当初から今も変わらずに本社を構えているのは、どこでしょうか？

①東京都
②京都府
③福岡県

花札から始まった娯楽へのこだわり

大企業の本社が多くある東京と思われがちですが、正解は、②京都府です。ちなみに福岡県には、ポケモンではなく妖怪ウオッチのレベルファイブが本社を置いています。

1889年に創業者である山内房治郎氏が、京都府京都市下京区で「任天堂骨牌」（ニンテンドウカルタ）を設立。花札の製造を開始したことが、任天堂の始まりです。山内房治郎は、同社がファミコンを発売した当時の、山内溥代表取締役社長の曾祖父にあたるそうです。

房治郎氏がデザインした「大統領」（初代ナポレオンの絵）の印を押した花札は関西の賭博場で広く使われ、大人気になりました。任天堂の社名の由来となった「運を天に任せる」とも、深く関係しているようです。

その後、1902年には日本初のトランプ製造に着手し、1947年には現在の任天堂株式会社を京都市東山区に設立しました。約130年前から、人々の娯楽に携わってきた任天堂ですが、世界的人気ゲームを世に送り出す大企業となった現在も、京都市に本社を置いています。

なお、創業当初の「大統領」の花札は現在でも販売されているほか、人気キャラクターをデザインした「マリオ花札」なども人気を博しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年8月15日公開記事）

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