女優の広瀬すずさんが口ずさむ「Aで始まり、Cで終わる素材の会社のAGC」。そんなリズミカルなテレビCMが話題の「AGC」<5201> ですが、社名のアルファベットはいったい何の略なのでしょうか。
旧社名の旭硝子から「AGC」へ社名変更
「AGC」は“Asahi Glass Co.,Ltd.”の略です。
世界最大手のガラスメーカーとして知られる「AGC」は、1907年に旭硝子株式会社を創立。創立100年を機に、グループプランドを「AGC」に統一した後、2018年にAGC株式会社へと社名変更しました。
「AGC」は現在、建築用・自動車用・ディスプレイ用などのガラス製品をはじめ、セラミックスやバイオ医薬品など幅広い事業を手掛けています。
創業者は三菱グループ創業者の甥
「AGC」の創業者である岩崎俊彌氏は、三菱グループの創業者・岩崎彌太郎氏の甥にあたる人物です。
起業後に第一次世界大戦が勃発し、ヨーロッパからの板ガラスの輸入が止まったことで、国内市況が高騰。国内で生産するAGC製品の需要が高まり、事業が軌道に乗りました。
現在では、日本をはじめ、アジア、ヨーロッパ、アメリカにも多くのグループ企業を抱えており、主力製品であるガラスのみならず、幅広い事業をグローバルに展開しています。
なかでも注目なのがバイオ医薬品事業です。同社は、新型コロナウイルスのワクチンに用いる原料製造の受託を発表しており、日々高まるワクチン需要に応えるとともに、感染拡大の抑止や流行の終息に貢献するとしています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月18日公開記事)
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