老後の生活に2000万円たりなくなるという「2000万円問題」が騒がれましたが、60代になった時点で貯蓄が2000万円以上ある世帯(2人以上)の割合はどれくらいなのでしょうか(貯蓄は現預金だけでなく、金融商品を含みます)。 ① 24% ② 33% ③ 58% 平均は1745万円…… 金融広報中央委員会が「家計の金融行動
老後の生活に2000万円たりなくなるという「2000万円問題」が騒がれましたが、60代になった時点で貯蓄が2000万円以上ある世帯(2人以上)の割合はどれくらいなのでしょうか(貯蓄は現預金だけでなく、金融商品を含みます)。
① 24%
② 33%
③ 58%
平均は1745万円……
金融広報中央委員会が「家計の金融行動に関する世論調査」を公表しています。2020(令和2)年の結果を見ると、60代・2人以上世帯の貯蓄額の平均は1745万円。中央値は875万円です。
2000万円以上金融資産を持っている世帯の割合は32.9%なので、正解は②です。
金融資産を保有していない世帯を含め、全体における割合は次のとおりです。
金融資産非保有 | 18.3% |
100万円未満 | 3.5% |
100~200万円未満 | 4.0% |
200~300万円未満 | 4.0% |
300~400万円未満 | 3.3% |
400~500万円未満 | 4.0% |
500~700万円未満 | 5.3% |
700~1000万円未満 | 7.5% |
1000~1500万円未満 | 7.5% |
1500~2000万円未満 | 6.3% |
2000~3000万円未満 | 13.3% |
3000万円以上 | 19.6% |
無回答 | 3.3% |
全体の3割という結果ですが、これは「多い」と思われるでしょうか。それとも「少ないな……」という印象でしょうか。
金融資産がないという世帯も2割弱ほどですが、一方で、同じくらいの割合の世帯が3000万円以上あると答えています。こうした実態を踏まえて、しっかりと対策を講じたいところです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月18日公開記事)
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