元銀行員の筆者は行員時代、毎日のように融資相談を受けていましたが、実際にお金を貸せる人はそんなに多くありませんでした。数多くの相談を受ける中で、お金を貸せる人には共通点があることに気付きました。
1 財布が整頓されている
財布を見ればその人がお金に対してどう向き合っているかが分かります。モノや情報を仕分けたり、整理整頓したりするのがとても得意な人は、お金の管理も得意です。
そうした習慣が財布にも現れているのです。財布の整理ができていない人は、無駄遣いをする傾向にあるなど、なかなかお金もたまりませんし、計画性が乏しいように思います。そうした人には、お金は貸せないものです。
すぐできる対策
財布がレシートやポイントカードなどでパンパンになっていないか確認しましょう
2 爪がきれいに整えられている
「成功者は爪がきれい」という話は経営者ならよく知っている話ではないでしょうか。爪を大切にする人は、細かいところまで気配りできているということです。むしろ、爪のセルフケアをすると身の回りの些細なことまで気遣えるようになると思います。
最近は女性だけでなく、男性でも“お金が貯まる習慣”として爪を磨く人は増えているそうです。ネイルサロンに行く人が恥ずかしい人もいるでしょうが、「ガラス爪磨き」はネット通販で1,000円程度で買えます。
すぐできる対策
試しに爪磨きをやってみましょう
3 ささいな約束でも守る
約束の時間に遅れない、持ってくるといった資料を持ってくる……ちょっとしたことでも約束したら守ることがとても大事です。周りからしたら「そんなことどうでもいいのでは」と思われるかもしれないような、ごくささいなことでも軽視しないことです。
年収などでシステム上の審査が承認となっても、時間などの約束が守れない人には融資しない場合があります。審査のA I化が進んでも、結局お金を貸すか貸さないかの判断をするのは人間です。
すぐできる対策
指定された日程や時間などは必ず守りましょう
融資するかしないかの判断基準は「信用できるかどうか」
金融機関が融資相談で審査するのは、「何にお金を使い、どうやって返すか」ですが、最終的に融資するかしないかを判断するポイントは、その人が「信用できるかどうか」です。
オンライン金融サービスが普及して、お金を簡単に借りられるようになりました。今は銀行にお金を借りに行くことはないという人もいるでしょう。しかし、家や自動車など大きな買い物をする時がくるかもしれません。今はない資金需要が生まれて「借りたい」という時が来ないとも限りません。
紹介した3つのポイントを意識すれば絶対にお金を借りられるわけではありませんが、その可能性は上がると思います。
文・斉藤はる(元銀行員のフリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月18日公開記事)
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