米国の大手コンピューターメーカー「IBM」は、世界 170カ国以上でビジネスを展開するグローバルITカンパニーです。本社はニューヨーク州にありますが、日本には2017年に創立80周年を迎えた「日本IBM」があります。同社はソフトウェア製品販売やAIソリューション提供など、幅広いサービスを手掛けています。
「IBM」という社名はいったい何の略なのでしょうか。
アメリカの3社合併で誕生
「IBM」は、“International Business Machines”の略です。「IBM」は、19世紀に設立されたIBMの前身となる会社が合併して誕生しました。
統計機械を開発するタビュレーティング・マシーン・カンパニー、秤を製造するコンピューティング・スケール・カンパニー、時間計測に用いるタイムレコーダーを製造するインターナショナル・タイム・レコーディング・カンパニーの3社です。
この合併によりコンピューティング-タビュレーティング-レコーディング・カンパニー(C-T-R社)が1911年に創立され、1924年に現在の「IBM」に社名を改めました。
1964年の東京五輪を支えたIBMのシステム
日本IBMは、これまで工場の生産管理や、銀行のオンライン勘定システムをはじめ、ありとあらゆるシステムを世界に向けて提供してきました。
1964(昭和39)年に開催された東京オリンピックでも、IBMの技術力が大きく貢献しました。この大会でIBMは、競技成績の速報と公式記録の収集作業をコンピューターで支援する、日本初の「リアルタイム・オンライン競技速報システム」を構築。従来、公式記録の確定には大会終了後数ヵ月を要していましたが、新システムの導入により、データを即時に分類・計算して、速報を支えました。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月20日公開記事)
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