ジェンダーレス、エージレスなど、性別や年齢という線引きをなくす考え方が広まっています。そこでよく用いられるのが「ボーダレス」という言葉です。「ボーダーレス」と表記されることもあります。
「ボーダレス・ボーダーレス」はビジネスや経済など、さまざまな場面で使われる言葉ですが、どんな意味か正確に説明できますか?
国際社会、性別、年齢……あらゆる「境界をなくす」こと
「ボーダレス・ボーダーレス」とは、「境界がない」という意味です。英語では“borderless”と言います。
なお境界は「国境」の意味で使われることも多いようです。
ボーダーは目に見える境界だけでなく、性別、年齢、仕事などあらゆる事柄を指し、ビジネスやファッション、IT業界など、ジャンル関係なく使われているのが特徴です。
たとえば、「縁のないデザイン」を「ボーダレスデザイン」と呼び、スマートフォンにおいてディスプレーを囲む枠を極限まで細くしたものが挙げられます。
経済活動、環境問題など国境を越えた活動に関連
もともとあった境界が少しずつ薄れていくことを「ボーダレス・ボーダーレスが進む」、「ボーダレス化・ボーダーレス化」と言い、情報通信技術の発達により国境を越えてやり取りできることを、「情報通信のボーダレス化が進んでいる」などと言います。
現在は経済活動や環境問題など、一つの国・地域にとどまらず国境を越えた取り組みがなされており、「ボーダレス・ボーダーレス」という言葉が頻出するようになりました。
また、「ボーダレス・ボーダーレス」は、性別や居住地域、障がいの有無などを問わず、誰もが活躍できる社会の実現を進める「SDGs」とも大きく関わりがある言葉とも言えるでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月22日公開記事)
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