エクセルを使って計算をしていると、表示された計算結果に「N/A」という文字が現れた経験はないでしょうか。エラーとして表示される「N/A」ですが、いったい何の略なのでしょうか。
「該当するものがない」ことを表す
「N/A」は、“not applicable”の略です。
“applicable”は「当てはまる」という単語で、「N/A」は「該当がするものがない」という意味です。
エクセルでVLOOKUP関数を使った数式でよく目にする「N/A」は、数式で参照の対象が見つからない、つまりエラー値であることを示しています。
また、アンケートなどで選択肢から選ぶような質問に対して、当てはまるものがない時や、そもそも質問には該当しない場合は「N/A」と回答すれば伝わります。
なお、英文での決算書や契約書で見かける「N/A」は“not account”の略で、「取引なし」という意味があります。銀行など特定のシチュエーションで用いられていますが、「N/A」は「該当なし」の意味で使われることが一般的だと覚えておきましょう。
「売り切れ」や「不明」の意味も
「N/A」のもう一つの意味として、「利用不可」や「入手不可」を表す“not available”があります。
レストランや店頭などで売り切れてしまったものに「N/A」と書かれていたり、通販サイトの在庫欄に「在庫なし」を意味する「N/A」と表示されていたりします。
他にも「不明」や「未定」という意味や、“not answer”の略語として「回答なし」のニュアンスで用いられる場合もあります。これらの意味も知っておけば、どのような意味で「N/A」が使われているのか、状況に応じて判断することができるでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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