新型コロナウイルス関連のニュースで耳にする機会が増えた「エビデンス」という言葉。ビジネスの場でも、取引先や上司から「エビデンスがほしい」と言われる機会もあります。何かを説明・証明する際に用いられる「エビデンス」ですが、どんな意味か正確に説明できますか?
契約書、議事録、音声データ……「証拠」になるもの
「エビデンス」とは、「証拠」という意味です。
英語の“evidence”がもとになっており、「根拠」や「検証の結果」といった意味で使われます。
ビジネス用語としての「エビデンス」は、契約書や議事録をはじめ、何かを裏付けるために用いられる資料や情報を指し、取引先との「言った言わない」のトラブルを防ぐために有効な手段です。
クレーム対応など、録音した電話対応の音声データや、取引先との打ち合わせ内容をまとめた議事録、システム開発におけるデータファイルやスクリーンショットなどのデータもエビデンスの一つです。
どんな「エビデンス」が必要なのか読み取ることが大切
「エビデンス」は証拠や根拠となる資料や情報のことを指し、社内会議や取引先との打ち合わせ、契約時などさまざまなシーンで使われる言葉です。
例えば、社内会議で「今日の会議のエビデンスがほしい」と言われた場合には、議事録を残しておいてほしいという意味です。
「この内容について、エビデンスを提出してほしい」と言われたら、内容の根拠となる資料やメールの記録などのことを指しています。
「エビデンス」が何を指しているのかは、前後の会話を加味して、自分で考える必要があります。エビデンスの意味をしっかりと理解した上で、適切な行動が取れるようにしておきましょう。
また、似た意味を持つ言葉として「ソース」があります。
“source”は「情報源」や「出どころ」という意味で、「この情報のソースは○○というサイトです」など、情報の信憑性を確認したいときに使う言葉です。「エビデンス」とは意味が異なることも一緒に覚えておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月24日公開記事)
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