プラチナカードは持つだけでステータスとなるカードだ。高額所得者であれば保有してさまざまな優待・特典を受けているだろう。プラチナカードにはどんなメリットがあるのだろうか。プラチナカードの中でも特にステータスのあるカードとは何だろうか。
プラチナカードを最上位に位置付けるカード会社が多い
プラチナカードはほとんどのカード会社で最上位のカードに位置づけられている。当然、年会費は高額で入会審査も厳しいが、高額所得者向けのカードと考えればそれは当然だ。
カード会員には高額所得者向けのサービスが提供され、それがプラチナカードの最大のメリットとなっている。一般的なプラチナカードのサービスを次に紹介しよう。
ただし2020年以降、コロナ禍のためにプラチナカードのサービスは活用しにくい状況となっており、サービス内容が今後改変されていく可能性もある。
世界中の空港ラウンジを無料で利用
プラチナカードの多くに世界1300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」のサービスが付帯している。これは通常年間429米ドルの年会費がかかるサービスだ。
旅行傷害保険やショッピング保険の補償額が大きい
プラチナカードの多くに最高1億円の旅行傷害保険(海外・国内)が付帯。ショッピング保険も500万円限度となっていることが多く、高額所得者のニーズに十分応える補償内容となっている。
高級ホテル・レストランの優待が充実
プラチナカードの多くで、対象レストランを2名以上で利用した際にコース料理が1名分無料になる特典が提供される。ホテルの優待については部屋の無償アップグレードやアーリーチェックイン、レイトチェックアウトなどの優待を受けられるカードがある。
ステータス性の高いプラチナカードの年会費は?
プラチナカードの年会費はカードにより差があるが安いもので2万円前後、一般的なもので5万円前後と考えればいいだろう。
年会費が高いほどステータス性が高いと考えてよく、たとえば「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」や「ダイナースクラブ プレミアムカード」の年会費は14万3000円(税込)となっている。
これらはプラチナカードとしては最高ランクといってよく、クレジットカードについて多少とも詳しい人がこのカードを使っているところを見れば、一目置かれることは間違いない。
多様化するプラチナカード
現在コロナ禍によってプラチナカードのメリットが十分に生かせない状況にある。そのため、新しいコンセプトのプラチナカードも注目を集めている。
たとえばプラチナカードの一部サービスのみ利用できる廉価版プラチナカード「TRUST CLUBプラチナマスターカード」や、ポイント獲得に特化した「三井住友カード プラチナプリファード」などだ。
今後は高額所得者以外も照準に入れたこうした新しいプラチナカードと、従来型のプラチナカードに二分化される可能性もある。いずれにせよ自身のニーズをよく見据えた上でカードを選ぶことには変わりない。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月22日公開記事)
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