読めたらすごい!「錫蘭」ってどこの国?── セイロンティーの産地 カレーも有名な物流のハブ

2021/11/22 09:00

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「午後の紅茶」はこの国の茶葉を使用 シルクロード時代から交易の要所であったこの国は、地理的な優位性から、現在も物流が盛んです。世界的に有名なセイロンティーをはじめ、紅茶が代表的な農産物です。 そんな「錫蘭」とは、どこの国でしょうか? 正解はスリランカです。正式名称はスリランカ民主社会主義共和国。1972年に英連邦内自治

「午後の紅茶」はこの国の茶葉を使用

シルクロード時代から交易の要所であったこの国は、地理的な優位性から、現在も物流が盛んです。世界的に有名なセイロンティーをはじめ、紅茶が代表的な農産物です。

そんな「錫蘭」とは、どこの国でしょうか?

正解はスリランカです。正式名称はスリランカ民主社会主義共和国。1972年に英連邦内自治領セイロンから完全独立し、国名を改称しました。首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。こちらは正式名称の長い都市として、バンコクと並び日本の教科書で紹介されたこともあります。ちなみに、バンコクの正式名称はカタカナ123字にも及びます。

近年、日本でもスリランカカレーを気軽に味わえるようになりましたが、スリランカで最も有名なのは、やはり紅茶でしょう。スリランカは世界有数の紅茶生産国として知られます。キリンビバレッジを代表する紅茶飲料「キリン 午後の紅茶」で使用されているのも、スリランカ産の茶葉だそう。

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1835年創立のスリランカ最古の紅茶ブランド、ジョージスチュアートティーは、英国王室に献上されたこともある最高級の茶葉。日本でも、多くのホテルや全日空 (ANA)のビジネス・ファーストクラスで採用されています。ムレスナ社の最高級ムレスナティーもスリランカを代表する紅茶ブランドで、世界中に多くの愛好家がいます。日本では1998年に兵庫県西宮市に1号店をオープン。まだ数は少ないながら、日本国内でもムレナスティーを味わえるカフェが徐々に増えてきました。

日本郵船、商船三井など日本の大企業も進出

東西航路及び空路のど真ん中に位置するスリランカ。中東・欧州・アジアを結ぶ海運・物流のハブ機能を強化する同国には、三井造船や日本郵船、商船三井など、日本を代表する海運・物流関係の企業が多く進出しています。スリランカの主要な物流企業には、エクスポランカ、ヘイレイズ、ロハン・ロドリゴ・ホールディングスなどがあります。

また、IT分野では、2021年4月に、スリランカを拠点とするセイロンソフト社と、スタートアップを支援している日本のベルテクスパートナーズがMOUを締結しました。セイロンソフト社は、日本市場に特化したソフトウェア開発サービスを提供する企業で、日本のモバイル分野をはじめ他分野でも多くの成功実績があります。

今回のパートナーシップにより、日本のスタートアップに優秀なI T人材が提供され、人の流れも活発になることが期待されています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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